天気がいい今日、俺は、もふくんと一緒に出かける
2人きりなんて久しぶりだから、すごく嬉しい
元々、俺ともふくんは中学のクラスメイトだった
そして、ある事件をきっかけに、俺らは仲を深めた
だから俺にとってもふくんは、ただのメンバーじゃない
いつも通りの、平和な、他愛もない会話
俺の、心の底から笑える瞬間の1つ
〜1時間後〜
そんな会話をしながら、俺たちは交差点の前に止まった
たくさんの車が通る交差点
車、トラック、バス、自転車
大人、子供、家族連れ、カップル、夫婦…
たくさんの人が行き交う交差点
そこに
キキーッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1台のトラックが、もふくんに突っ込んだ
奇跡的に助かった俺は、すぐにもふくんの元へ行く
助かってる、きっと
だって、もふくんは凄いんだ
だから、だから…ッ!
彼の目が、黒く染まる
あぁ、どうして、どうして?
蝉の声が聞こえる
…うるさい、黙れ、黙れ黙れ黙れ
その言葉を口にしたのを合図にか、もふくんが、目を閉じた
世界が、変わった気がした
俺、もしかして…
1時間前に、戻ってる…ッッッ?















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!