※閲覧注意
ab side
取りたい…
早くこの異物を取りたい…
Yesterday
そう言って俺は舘さんに思いっきり抱きつく。
これこそ俺の毎日の楽しみと言えるのだ。
そんなとき、俺はあるモノを目にしてしまった。
それはクレーゼットの奥底に隠れながらも少しこちらの世界に顔を覗かせていた玩具と男性用の貞操帯だった。
…こんなもの、いつの間に…
自分でつけるためなのか、試しで買ったのか、それとも…
…ひとまずこの件は置いておくか。
ダメだ。
さっきの光景が頭をぐるぐる駆け回り、こびりついて離れない。
その影響でまともに会話もできない。
あ、
いいこと思いついた。
ドン引き覚悟でついに放ってしまったこの言葉。
しかも俺らは常日頃から行為を重ねるようなカップルではないから…
でも、もはやこれしか方法がない…
…これで納得してくれるかな…?
過去に束縛は苦手って話したことあったからな…
よしっ!
これで玩具のの真相が明かされることになる…!
そりゃ気になるよ。
でも、そんな簡単に聞いていいようなことなのか迷ってて…
…舘さんの秘密を暴こうとつけてみたはいいものの、違和感しかなくて正直早く取りたい…
こうなったからには執念深そうだし…
明日から頑張ろ。
Next Day
ふわぁ。
…
そうだった。
これついてんだった。
…
今日クイズ番組の収録。
…
やらかした
…
今日集中できないかも
…
やらかした。
多分寝ぼけてるって思われてんだろうな。
…実際そうだけど
…んっ!?!?
思った以上に震える…
これで仕事して他のひとに悟られないことって可能なことなのかな…
でも、自分で望んだことだから!
気を強くもって!
と言って家を出たはいいものの。
まだうまく馴染めないし、お腹の辺りがキュンキュンするし、コレが自分の物でないような感じがするし…
全ては真相を知るためっ!
なんて言って自分自身を鼓舞するのはいいけど、そうはいっても…
さっさと収録終わらせて思いっきり舘さんに飛び付こ🎵
やっとここまで来た。
今日は同じくジャニーズクイズ部に所属している如恵留も一緒だ。
勘づかれなきゃいいけど…
While recording
もおっ、ダメ…かもっ
衣装が濡れているような感覚とともに罪悪感、背徳感を俺の身体を蝕む。
クイズしているはずなのに振動の影響で頭の回転が翔くんのバク転並み…
早く帰りたいっ、
はうっ、
絶対顔ぐちゃぐちゃ。
涙とか出てないよね…?
如恵留に気付かれないうちに早くここからでないとっ、
はっ、あーあ。
気付かれちゃった。
そのまま無視して帰ろうと思っても手首をがっしり捕まれてとても逃げられるような状況ではない。
とにかく早く帰らせてくれ…
やばい、何故かわからないけど無意識に涙が頬を伝って…
そう言って俺は如恵留の楽屋へと手を引かれた。
"約束"。
守らなきゃ。
如恵留、ほんとにごめんね…
Near his house
とりあえず家の前まで来ることは…
もう7時だから舘さんは帰ってきてるはず。
ダメっ、
舘さんの声を聞いたら身体から全身の力が抜けて…
たった1日つけただけなのにもう禁断症状が出ている。
…外したくない。
ずっとこのまま刺激が欲しい。
いつの間にか俺の身体はこの器具の支配を受け、この器具なしでは生きていけない身体になっていたようだ。
そして俺の愛する人は俺のすべてを支配する独裁者へと変貌を遂げていた。
この人にされるがまま。
もう一生抵抗はできないようだ。
お姫様抱っこされながら覗いたこの人の顔は希望に満ちていた。
まるで、この世のすべてを掌握した、この世の者ではないように…
それでも美しい、と感じてしまった。
もしかしたら俺はとんでもないドMなのかもしれない。
そんなことを考えながら愛の試験場へと足を踏み入れる。
これからされるであろう行為に胸を躍らせて。
大変お久しぶりです!
作者です!
次話更新にやや時間があいてしまい申し訳ありません…
私事ですが、この度進学いたしまして…
(祝!JK debut!)
新たな環境を前にして忙しくなってしまいました🙇
これからもおそらく休日しか更新できないと思われますが、よろしくお願い致します!
また、米もお待ちしております!
リクエスト、ご意見等ありましたら作者までお願い致します!🙇
以上、作者でした!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。