みんなでお酒やらおつまみやらを買って
宿舎に帰ってきた 。
私の誕生日は残り2時間 。
リビングのテーブルにはさっき買ってきたものが
山のようになって置かれた 。
ましゃがコップに注いでくれて 、
メンバー達はなんだかそわそわ嬉しそうに
私を囲んでいる 。
1口飲むと 、 しゅわっと桃の味が広がる 。
それから仕事終わりのまったりとした時間が
流れていった 。
半分ほど飲み始めた頃 、 なんだか
いつもより体がぽかぽかして 、 頭が少しだけ
ふわふわしてくる 。
いつもなら 「 しっかりしなきゃ 」 って
遠慮しちゃうのに 。
今日はなんでか 、 いつも言えない感謝が
すんなり言葉になってでてきちゃいそう 。
私は隣でお酒を飲んでいたきょーちゃんの
服の裾を 、 指先でちょこんと引っ張った 。
洸人くんがニヤニヤしながら身を乗り出してくる 。
みんなが甲斐甲斐しく動いてくれてるのが
嬉しくて 、 私はソファに体を預けて
ふふっと笑った 。
ただただ穏やかで 、 優しくて 、
世界一あたたかい空間 。
大人になった日の夜は 、 そんな11人の愛に
包まれて静かに明けていくのだった ── 。
酔ったあなたのひらがな(例:あやか)ちゃん難しい …
























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!