試験会場前
蒼と別れてから、私も自分の会場へ向かう。
「ぅあ〜!!緊張する〜!!!!」
『もうちょいボリューム下げろ。脳みそにダイレクトで響く』
「ごめん…でも緊張解けなくてさ」
『そうか?俺はすげーワクワクしてるぜ?』
「さすが雷華。相変わらずだね」
プレゼント・マイクがそう言った途端、体の主導権が雷華に渡り、雷華の技…“電光石火”で一瞬で仮想敵の元にたどり着く。
「ちょ、雷華!?もう行ってもよかったの!?」
「それだけはやめて!?!?」
「おー…ナイス雷華」
「はいはい…」
「雷華、一旦飛ぶから代わって」
と、私と雷華で連携して仮想敵を壊そうとした時
隣の会場で青白い閃光が走った。
今の…もしかしなくても蒼だな!?
『風華!あれ蒼だ!!多分だけど、昔山半分くらい消し飛ばした技打ちやがった!』
嘘だろあいつ…さすがに加減を考えろよ…!!
『!おうよ!』
3ポイントヴィランは…向こうに沢山いる!!
つまり合計15ポイント…
『おうよ!任せたぜ!!』
「ナイス!!!今ので18ポイントになったぜ!」
『あったりまえだろ!!壊しまくるぞ!』
これで20…
今の雷華の攻撃で27…
うん。やっぱ範囲攻撃だとポイントの増え方が違うな。
「……!待って雷華!!一旦代わって!」
『んで急に止まれとか言ったんだよ』
『まじか…すまん』
私の治癒は大怪我にはあんまり聞かないけど、擦り傷くらいなら…!
そう言ってさっきの子と別れる。
『会えるだろ。俺の勘がそう言ってる』
『だな…っと、代われ』
「いいね。順調」
2人で順調に仮想敵を壊して………ついに
実技試験は終了した。
__________________________________________________











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。