※ 多分前の話通知行ってないので是非。2話見て(見て)
~ 💜🐇 side ~
僕は基本的にFランクだから関わらないだとか、
気にしないタチだった 。
元々話したい!と思ったヤツには話しかける
し、僕自身この弱肉強食社会が大嫌いだったの
もある 。
Sランクだから、と期待される周りの目に晒さ
れ、学校では1人の時間がなかった 。
低ランクを虐めるようなコイツらとは関わりた
いと思わなかったからAランクのヤツを蹴っ飛
ばすと 、先生は何も言わなかった 。
だって " 強い奴が正義 " みたいな思考をして
いるからである 。
この魔法学校に来たからには1人で静かに生き
ることを決めた 。
関わるなら 、 低ランクの人と 。
そう思った先に出会ったのがいむくんだ 。
瞳の色が濃いものが強い、みたいな風習もあっ
たからか、その水色の瞳に惹れた 。
Fランクなのに 、 力強い水色の瞳 。
魔力を使わずに10階まで行ける運動能力 。
その声にピクリと肩を震わす 。
…… 後援の僕の魔力探知を掻い潜ってきたとす
れば 、 コイツは相等 " できる " 部類や 。
しかも人間を変態呼ばわりと失敬な … なんて僕
の言葉を無視し 、 その悪魔は話し始める 。
なんのために、と言いながら相手の見た目をじ
っくりと見る 。
魔力量は人間のSランクが妥当、だが筋肉の付
き方から見てパワー系 。瞳の色もパステルカラ
ーの黄色で濃く強い 。
相手として申し分無し 。
そんなことをごねると目の前の長髪は黄色い目
を強く光らせる 。
普通のSランクならこの光だけで気を失うだろ
うが、僕はそこらの雑魚ではない 。
まぁ確かに 、 と頷く 。
そんな無茶なことだって、この瞳があれば全て
解決出来てしまう問題だ 。
だが、少し瞳の目を薄くしていたつもりだった
がまさか力を見抜かれるとは 、 なんて心の中
で話しながら心を読む 。
自身の名前を知っていることに驚いたのか、黄
色い瞳を揺らす 。
ただなぁ、と目を細めて考えるような素振りを
見せながらも、こちらに目を向ける 。
ピクリ、と肩を震わせる 。
分かっている 、 これは挑発だ 。 もちろん分か
っているが 、人間の本能というものは煩わし
く、時に気持ちがいいぐらい脳死判断をする 。
~ 💎🦊 side ~
全速力で走っている。そのはずなのに追いつかれ
るのは 、 やはり僕がFランクであり 、 その悪魔
が強いことを示しているに等しいだろう 。
しかもニコニコしながら追いついてくるのがム
カつく 。
僕がさらにスピードを上げると 、 悪魔は目を
見開く 。
一瞬 、 何を言っているのかが分からなかった
。
なんだ ? ケイヤク ? ケイヤクって ……
いやいや 、 ないない 。
たかだか追いかけっこでスピードを上げた程
度 、 その程度で簡単に契約を持ちかけるなんて …
だってこれは悪魔にとっても人生を掛けた話 、
しかも相手はかなり強い部類に入る悪魔だ 。相
手なんて腐るほど居るだろう。
何か騙されているのでは ? と思い 、 相手をじ
っと見つめるとニコニコしているだけで何も分
からない 。
いやそういう訳ではないのですが。という僕の
言葉をしれっとスルーし 、 口を開く 。
自分より高位の存在からの「やって」は命令
だ 。
ただそう呼ぶと不敬にはならないだろうか。と
いう僕の思考をかき消すかのように桃色の瞳が
輝いた 。
攻撃でもされたらマズイ 。 僕は言う通りにす
ることに判断を決めた
僕の頭を思い切り撫でると 、 じっと見つめられ
る 。
また変な悪魔に繋がったものだ 、 と悪態をつく
そんなことをぼやくと 、 " 青い悪魔 " という名
前に反応する 。
え?あのまろが?人間嫌いが!? とかなり驚い
ている 。
そこで人間嫌いという言葉がおかしく感じる 。
どんな関係なのか分からないが、とりあえず落
ち着くように促す 。
しばらくすると落ち着いたようで、いやぁ、あ
のまろが 〜 と感慨深そうにしていた 、
どういう関係 、 … と言葉が出ないようで唸って
いる
そう言うと それ以外にないでしょ。なんてダダ
のようなものをこねられる 。
それでもそんな関係という事は余程信頼してい
るのだろうと、僕という第三者まで感じられ
る。
キラキラという視線を向けられるが、そんな即
答できるお話でもないので長考するとアタフタ
しているのがわかった 。
それは何故、と言わんばかりにだ
そう言うとピンクの悪魔……ないちゃんは目を光
らせる 。
攻撃する様子はなく、僕の言葉を否定すると言
わんばかりの眼差しで













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。