【一松視点】
次の日(???まであと2日)
俺たちは今日も脱出口を探していた。
だけど、ゾンビの集団に見つかってしまい、今逃げているところだ。
どれくらい走ったのだろう。
俺たちは無我夢中で走った。
長い長い階段を駆け上がり、チョロ松の部屋まで走った。
カラ松が時間を稼いでいてくれているおかげで少量のゾンビしか追って来なかった。
そう言いながら、俺は後ろを振り返る。
そこに十四松の姿はなかった。
それにはみんなもすぐに気づいたみたいで、
くっそ…なんで気づいてやれなかったんだ…。
こんなに走ったら……あいつ…!
【十四松視点】
階段
僕は生まれつき体が弱い。
そのせいで、ずーっとこの病院で入院していた。
走ってたところまでは耐えれたけど、走りながら階段を登るところで限界を迎えてしまった。
心臓がうるさい。
それに、呼吸をするたびに胸が痛くて上手く息ができない。
【一松視点】
階段の途中で手すりに寄りかかるように十四松が座っていた。
呼んでも反応がない。
そのとき、十四松の体がぐらりと傾いた。
俺は急いで十四松に駆け寄る。
なんとか、転げ落ちる前に助けることができた。
俺は十四松のバックから薬を取り出して十四松に無理やり飲ませる。
十四松は体も弱い上に心臓も悪いから、こんなに走らせちゃ絶対に駄目だったのに…。
お願い…。死なないで…。
俺、十四松がいないと嫌だよ…


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!