夜中に目が覚めスマホで時間を確認する。
すると画面に、
新着メッセージの文字が見えた。
まだ覚醒仕切ってない頭でLINEを開き、
メッセージの送り主と内容に目を見開く。
玉森裕太:【夜中にごめん。やっぱり俺あなたの事諦めそうにないかも。ミツには悪いけど、俺なりにあなたに気持ち伝えるつもりだから。】
玉森は宣戦布告をしてきた。
そうだろうなとは思ってたけど。
俺は何も知らないまま隣で無防備に眠っているあなたを強く抱き締めた。
そういってあなたは腕を伸ばし俺の頭を撫でた。
無理やり起こしたせいであなたは眠そうな目をぱちぱちさせながら俺を見て微笑んだ。
この顔を見たら玉森に宣戦布告されたことは言わずに胸にしまっておくことにしよう。
あなたは頭を撫でているとまたすぐ寝息をたてる。
腕に彼女を抱きながら玉森へLINEの返事を返す。
【分かった。玉森の好きなようにすればいい。けど選ぶのはあなただから。】
そう返事を送るとすぐ既読はついたけど、返事はないまま。
明日番組のロケで顔を合わす事になるけど、玉森はどんな顔をするんだろ。
俺らは今はこうなったけど、仕事の仲間なわけだしきっと仕事は上手くやる。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。