第14話

なつまつり
76
2024/01/23 23:41
「それより、なんか人がいっぱい居るね。」

『これって普通なのかな?』

「どーだろ。」

「あ!みて!」

「なんて書いてるんだろ。
、、、夏祭、り?」

『なにかの儀式かな。でも祭りって書いてあ
るし!面白そうだね!』

「ホントだね!何やるんだろ!」

「とにかく今日は、1000円持ってる!」

『えぇ、そんな大金なんで持ってるの?!』

「鍵盗んだ時に院長先生のお財布から取って
きた。」

『えぇ、怒られるよ!!』

「逃げ切れば勝ち。だから大丈夫。」

「とりあえず、これでスーパーに行ってお水
とご飯を買いに行こう!」

「誰かに疑われたら、、おつかいだって言え
ば何とかなる!」

『買ったものはどーするの?』

「一旦異能部屋に置いて、寝る時も異能部屋
に居たら生きてけるね。」

「火とかは無いから、コンビニでお湯とか出
してそれを持っていったらカップ麺とか食
べれるね。」

『すごい!なんでそんなに知ってるの?』

「んー?風の噂だよ!」

うそだよ。

ごめんね嘘ついて。

異能部屋で未来の横浜調べたの。

「日が暮れる前に!早く行こ!」

あったかい。

手を繋いだのは初めてかも。

離したくない。

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