軽くドアをノックし扉を開きながら問いかける
なかからは何も聞こえない
緊張の中扉を一気に開けると
ベッドの上には翔くんが居てとりあえずは安心した
そう翔くんはこちらをちらっと見た
翔くんの顔は全て諦めたようなそんな顔をしていた
そう一言だけ残し僕達は病室を去っていった
僕は病院でのっきさん達と別れたあと
人がいない所を必死に探し回っていた
あの時計を使えばもう一度過去に戻れる
そう信じて
人気の少ない路地裏へと入りカバンから
懐中時計を取り出す
懐中時計の針を過去の方へと回そうとしたとき
誰かに腕を掴まれた
後ろの方をみてみるとそこには
僕の腕を掴んでいるのっきさんがいた
そうのっきさんは告げた
のっきさんの手を見てみると
見覚えのある懐中時計が握られていた













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。