第2話

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2026/07/17 03:53 更新





翌朝

宿舎のキッチンには、コーヒーの香りが広がっていた

LEO
LEO
今日は午後から撮影だよね?
SANGHYEON
SANGHYEON
はい、その前にボイトレもあります
XINLONG
XINLONG
今日も忙しい〜!


みんなが楽しそうに話す中、ジュンソはスマホの画面を見つめていた

そこには昨日予約した病院の時間

『午前10時30分 診察』

JUNSEO
JUNSEO
(今日、行かなきゃ…)
XINLONG
XINLONG
ジュンソヒョン?


声をかけたのはシンロンだった

XINLONG
XINLONG
どうしたんですか?ぼーっとして


ジュンソは慌ててスマホを伏せる

JUNSEO
JUNSEO
あ、ごめん。ちょっと考え事してた
GEONWOO
GEONWOO
今日は少し顔色いいですね
JUNSEO
JUNSEO
昨日よりはね


そう笑うジュンソだったが、その笑顔はどこかぎこちなかった

朝食を終えたあと

JUNSEO
JUNSEO
ごめん、ちょっと用事があるから先に出るね
ARNO
ARNO
用事ですか?
JUNSEO
JUNSEO
うん、でもすぐ終わるよ
SANGWON
SANGWON
迎えいきます?
JUNSEO
JUNSEO
大丈夫だよ、ありがとう


誰にも心配をかけないように、いつも通りの笑顔で宿舎を出た

ドアが閉まる

その瞬間、笑顔は消えた

JUNSEO
JUNSEO
……


静かに息を吐き、一人で病院へ向かう



病院

受付を済ませると、番号札を受け取り待合室の椅子へ座る

周りには子どもからお年寄りまで、たくさんの患者がいた

テレビは流れているのに、ジュンソには何も聞こえない

スマホを見る

グループチャットには次々と通知が届く

LEO
LEO
『ヒョン!撮影で使う帽子持ってます?』
ANXIN
ANXIN
『ジュンソヒョーン!!早く来てね〜!』
SANGHYEON
SANGHYEON
『終わったら連絡ください!』


思わず笑みがこぼれる

JUNSEO
JUNSEO
(みんな、ごめん…)


その時

「31番の方、診察室へどうぞ。」

名前を呼ばれ、ゆっくり立ち上がる

診察室

医師はカルテを見ながら優しく話し始めた

Doctor
最近、どんな症状がありますか?


ジュンソは少し考えてから答える

JUNSEO
JUNSEO
咳が続いていて……疲れやすくなりました。あと、食欲もあまりなくて
Doctor
いつ頃からですか?
JUNSEO
JUNSEO
一か月くらい前からです


医師は静かにうなずく

Doctor
念のため詳しく調べましょう。血液検査とCT検査を受けてください


ジュンソは小さくうなずいた

JUNSEO
JUNSEO
……はい


数時間後

検査は終わった

採血、CT検査

思っていたより時間がかかった

病院を出る頃には、空は少し曇り始めていた

医師からは一言だけ告げられる

Doctor
結果は数日後に詳しくお伝えします


その言葉が、胸に重くのしかかる

事務所へ戻ると、ちょうど撮影の準備が始まっていた

ANXIN
ANXIN
ジュンソヒョーン!


勢いよく駆け寄ってくる

ANXIN
ANXIN
どこ行ってたんですか?
JUNSEO
JUNSEO
ちょっと用事笑
LEO
LEO
待ってたよヒョン!
ARNO
ARNO
本当に大丈夫ですか?


ジュンソは少し驚く

JUNSEO
JUNSEO
え?
ARNO
ARNO
最近ずっと無理してる気がして


その言葉に、一瞬だけ心臓が大きく鳴る

JUNSEO
JUNSEO
……そんなことないよ


優しく笑って答える

でも、アルノはどこか納得できない表情を浮かべていた



撮影終了後

宿舎へ戻る車の中

メンバーは楽しそうに今日の出来事を話している

その隣でジュンソは、窓の外を静かに見つめていた

JUNSEO
JUNSEO
(お願いだから……何もありませんように)


そう願いながら、そっと目を閉じる

しかし数日後、その願いは残酷な形で打ち砕かれることを、この時のジュンソはまだ知らなかった






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