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第18話

要らない
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2022/12/20 18:42 更新



















メッセージは嫌い

電話も嫌い




でもこの画面に 김 석진 キム ソクジン の文字があるだけで

とても安心した




約半年前 、数年ぶりの電話

既にその履歴は下の方へと埋もれていた




最後に家督したのは もう3年も前

そのメッセージを遡れば

幸せだったあの頃の日々が垣間見える





「 夕飯 何がいい ? 」


「 ラーメン !!! 」


「 また ㅎ ? 本当にあなた好きだね ㅋㅋ 」




「 バイト 無理しないでね 」


「 あなたや 、心配しないで 僕は大丈夫 。


先に寝なね おやすみ 」




「 あなた今どこ ! 」


「 学校 」


「 今 行くから 、待ってて 」




「 今日は早く帰るよ 」


「 ほんと ! ご飯作って待ってる ! 」


「 ごめん 、やっぱり遅くなる 」


「 そっか 頑張ってね 。 」




「 あなた 、卒業おめでとう


ひとりにしてごめん 」




「 帰ってこないの ? 」


「 連絡出来なくてごめん 、暫くは行けない 」




「 もうお金は送らないでいいよ 」




「 帰ってきてたなら言ってよ 」


「 ごめん 、少しだけ寄ったんだ 」




「 誕生日おめでとう あなた

遅れてごめんね 」





目に見えて分かった

段々と私だけのメッセージと

ソクジンからの ごめん の言葉が増える



最後までもが ごめん だった



それが 最後 。

私達を唯一 繋ぎ止めていたものは

パチッといつの間にか何一つ無くなっていた




私が欲しかったのはそんな在り来りの言葉じゃない

ごめん 、なんか要らない


ただ私を忘れないで独りにしてほしくなかっただけ





私がいないみたいに

貴方がいないみたいに


残り香だけを置いていった

貴方が





私は心底 嫌いだった





貴方がそうやって私を忘れていくのなら

私もそうしようと

ジュンさんに出会ったのに


それが幸か否か


どうしたって 目の前に現れるから

忘れる事は一度だって出来なかった





あの6月の梅雨の日

憂鬱な気持ちと一緒に

雨が貴方の残り香を消した


筈なのにその日だけは留めなく貴方の事を想って泣いた


止まることも知らぬまま

6月の両親の命日を毎年のように

繰り返し泣いている





あぁ 、今年も泣いた






あと何回 涙を流せばいいのだろう


報われないこの想いに蓋をするには

あまりにも重すぎて

また 後悔してしまう



私はただ

好きで 、

ソクジンと笑いあって

あの日々のように

ただ抱きしめて欲しかっただけなの









全てはあの日が始まりで

また 、ここから始まる

全ては終わりへと近ずいてく


私はずっと 、



















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