第4話

第一章 彼氏を失った女の子
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2026/10/20 09:32 更新
夜空ホテルは、ホテルという名前にも関わらず、宿屋みたいな外風だった。

タワーマンションとかではなくて、少し大きい一軒家。

夜空ホテルの周りは石垣に囲われていて、庭が少し見える。その庭に綺麗な花が咲き誇っていて、こんな家に住みたいなと思ってしまった。
来海
こ、こんにちは…?
ガチャ
葵
あら、こんにちは!
私の声が聞こえたのか、ドアから女の子が出てくる。高校生くらいの子で、綺麗な青紫色の髪をお団子にしている。
水色のジーンズにフリルのついた白色Tシャツを着ていて、目の色は夜空を連想する青色だった。
来海
あ、あの。ここに泊まりたいんですけど。
葵
了解です!いつまでですか?
来海
…あっと…その……。
いつまでなのだろう。死者と会えるまで?そういってこの人は信じるのだろうか。
葵
もしかして乃藍ちゃんの所から来ましたか?
来海
!はい。
葵
そうだったんですね。ではお入りください。
そういって女の子は私を食卓に案内してくれた。
葵
ここ、ホテル?って思われたでしょ?
来海
……えっと…はい……。
気まずそうに答える私を見て、女の子は微笑みながら答えた。
葵
そうだよね!でもちゃんと、泊まらせているんです。
葵
10部屋ぐらいしか部屋はないんですけど。
来海
10部屋…?
葵
そのうちの1部屋は乃藍ちゃんのお客様限定です!
来海
乃藍さんと仲いいんですか?
葵
はい!そうなんです!!
葵
って話ずれちゃってましたね!
葵
このホテルは10部屋あって、今5部屋に人が泊まっています。
葵
オーナーはメリンダさんって人です!
葵
あと…この部屋に泊まるお代というものがあって。
来海
…あ、お金なら少ししか持ってなくて。
葵
あ、いえ。お金じゃなくて。
葵
バイトをしてもらいたいんです。
来海
バ、バイト…?
ガチャ
朱音
ただいまあ
葵
あ、おかえりなさい。
ドアが開いて、女の人が入ってくる。赤色の髪をおろしていて、ワンピースを着ている20代後半くらいの若い女性。
朱音
お客さん?
葵
うん。そうだよ!
葵
って自己紹介忘れてた。私、夜空葵です。
朱音
私は夜空茜です!葵の母です。
来海
え!?お母さん!?
朱音
?はい!
葵
お母さんってめっちゃ若見えするよね!!こんなんでも、40代なんです。
来海
え…
嘘。だって朱音さんはどう見ても20代にしか見えない。
朱音
あら、そういうことだったのね。嬉しいわ!
そういってにこにこと笑う、朱音さん。
葵
では、お部屋にご案内します。
来海
は…はい。
葵ちゃんから案内された部屋は洋風の部屋だった。
というか、この街自体ヨーロッパみたいな街で、とても綺麗よね。…私がいた所とは大違い。

あの、乃藍って子がやってた、青空カフェだって。
レンガ造でとても綺麗だった。


そう思いながら、ベッドに腰掛けて、疲れが出たのか私はそのまま瞼を閉じてしまった。

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