部屋に鳴り響くで、15時に起床。
今日は大学も休みだし、
家でゆっくりしよ … と思い、
スマホを開くと、1件の通知が。
そうだった ………
男装して、ホスト出勤でした。
そう思って再びベッドに入った。
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部屋に鳴り響く着信音。
重い体を起こして、
液晶に表示された名前を見る。
叶さんにそう言われ、時計を見る。
そこには、 " 17:30 " と映っていた。
急いで支度をして、
ホストクラブへと向かう。
着いたのは " 18:30 " だった。
1時間半も遅刻した。しんだ。
仮にも姫の前。
ここで女だとバレたら、
変装も全て水の泡になる。
スタッフさんに案内され、
ホストに関する知識を詰め込まれた。
温厚な方かと思ってたら、
しっかりスパルタでしんどい。
コイツ ……… !!!
顔がいいから、何もしなくても
姫は俺に惚れてるぜ、ってことか。
剣持さんがそう言った先には、
ホストモードの湊さんがいた。
とても自然に、女の子と会話をしていた。
少しも言い淀まずに、スラスラと。
ここだけを見ると、
ホストと姫、ではなく
「 好きな子にアピールする男子 」
という感じしかしなかった。
湊さんがこっちに気づき、
にこにこで手を振ってきた。
… でも、振り返すことができなかった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。