暗闇の中、街灯と交差点の明かりを頼りに
帰ってきた道を引き返す。
そして普通の2倍の時間をかけて
さっきまでいたケーキ屋に着いた、、のだが…
もちろん、扉には【 close 】の文字
流石にこのまま探しても埒が明かない。
腹も減ったし、
世の中もそろそろ静まる時間
そう思って振り返った瞬間だった
俺が久しぶりにこの姿になったのは。
なんとか小さい歩幅ながらも
家に帰って来れた。
ただ今俺が抱える問題は " そこ " じゃない。
そう、
『 これどうやって家に入るんだ問題 』
である。
このマンションが
ペット禁止 という事を知っている俺は
あの口うるさい管理人に気づかれない程度に
小さく声を上げた。
たまにあなたの扉の前を通る人達が
俺を見てもなんとも思わないような顔をして
通り過ぎていくのは
あなたが今まで3回も猫を連れ込んだことを
意味しているように感じた。
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皆様、お久しぶりです わいん です☻
6月の更新遅くて申し訳ございません。
その間にも沢山の♡や☆ありがとうございます🙇♀️
なるべく早く更新せねばと
今日超特急で仕上げてまいりました。
是非6月、7月と
これからもよろしくお願い致します!
長い文章最後まで読んで頂き
ありがとうございました☻
Y N ღ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!