第6話

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2025/10/04 01:46 更新









Part ↺ グサオ




控えめに、静かに扉が開かれた。
そのまま上品な仕草で " その人 " が入ってくる。

優しげなグレーの長髪に青い瞳を持った、
"" 少女 "" 。
どう見ても今の私やヒナちゃんと同年代だ。
gs.
( なんでこんな子供が…? )
hn.
あのっ、貴方が " ミゾレ " 様ですか?

" ミゾレ " と呼ばれたその少女は、眉尻を下げて頷いた。
「 はい。ミゾレと申します 」と丁寧なお辞儀をされた。
…なんか、大人しそうな子だな。

hn.
やはりそうですか!
何歳なんですか?
mz.
今年で9になります
hn.
そうなんですか !?
グサオさんと同じだねっ!
mz.
そうなのですか?
gs.
あ…はい、そうなんです。
私と同い年なのにもう働いているなんて…
gs.
とても尊敬します !!

……慣れない。子供に敬語使うとかほんと慣れない。
子供と話すのは好きなんだけど…違和感が凄い。
まあ今の私は平民の9歳だし、
ミゾレさんは所作が綺麗だから貴族の9歳だろうし、
身分制度というものがありますからねえ…致し方ない。
mz.
あ…いえ、実は……
私はまだ見習いの身でして
mz.
……大事な魔適検だというのに、
私のような者が来て申し訳ございません
hn.
そんな…気にしないです!
gs.
( …見習いをここに寄越した、
 ということは……きっと。 )

貧乏な孤児院に魔法庁の人間を割きたくない、
おそらくそういうことだろう。
そしてそれをきっと、ミゾレという少女は理解している。
……へえ。年の割には聡いらしい。
mz.
ところで……今日は " ヒナ " 様の
魔適検であると聞いていたのですが…
hn.
あっ、その通りです!
それと…
gs.
わっ、

突然手を握られ、二人一緒に腕を挙げ(させられ)た。
意外と力が強いんだよね、ヒナちゃんって。
hn.
お願いします!
グサオさんも一緒に検査して下さい!
gs.
…お、お願いします

お願いしますガチギレたりしないで下さい。
いやまあ、ミゾレさんの性格上問題なさそうではある。
けど…万が一というのがある。

ガチギレられたら口封じなどなどの処理とか、
ほんっとに面倒な作業をやらないといけなくなる。
絶対嫌だ。平穏に終わって下さいお願いします。
gs.
( …だって、今の私に勝ち目はない )

なんとなく " わかる " 。
どれだけ能力が落ちぶれようと経験は消えない。
ミゾレさんの階級は多分C辺り。
9歳でCとなるとそれなりの優等生ってところかな。
まあ今の時代の平均がどんなものか知らないけどね?

ま、ヒナちゃんの階級もなんとなく察してはいるけど、
今色々考えてたら面白くないし深くは考えない。
魔適検が終わったあとの報告で答え合わせをしよう。

とにかく。階級CとEじゃ雲泥の差がある。
絶対に勝てる訳がない。
gs.
( お願い… )
mz.
……その、申し訳ないのですが…












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