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第2話

牛天
697
2020/03/20 18:05 更新
それは白鳥沢では珍しい1日offの日のことだった。

天童「ねぇねぇ若利くん!」

俺は部屋でベットに腰をかけ、
天童から借りたジャンプを読んでいた。
すると、ノックもなしに賑やかな声とともに、
天童が部屋に入ってきた。
ジャンプに向けていた視線を天童に向け、問う。

牛島「天童か、どうした?」

天童「いや~?別にコレと言った用はないんだけど‪w
ただ暇だから若利くんの部屋行こ~と思ってネ‪w」

牛島「そうか」

用はないと聞き、ジャンプへ視線を戻す。

天童「居ていいー?」

と、聞きながらも天童は自分の隣に
腰をかける。
居る気満々、と態度が示しているな。

牛島「ああ」

断る理由もないし、実際、
天童といる時間は、楽しいと
感情が乏しい自分でも感じることがてきる。

天童「やった!ありがとネ若利くんっ!」

牛島「ああ」

感謝を告げられたので返事をし、
ジャンプに目線を戻し読み進める。

天童「若利くん広告までシッカリ読んでるの?‪w
そんなとこより漫画読んでヨー!」

牛島「ああ、だがせっかく借りたのだから
すべて読みたい。」

天童からせっかく借りたのだから読み残しがないよう、全て読みたいと思い、告げた。
すると、天童は少しびっくりしたような表情を浮かべ、

天童「そっかー‪w」

と言った。

どれくらい時間が経っただろうか、
俺はひたすらジャンプを読み、
天童はずっと話続けている。
天童の声を聞くのはどこか心地いい。
天童の話に耳を傾けながらジャンプを読み進める。
そして、俺の読んでいるジャンプが、
スポーツ漫画から恋愛要素を含むような話になった。

天童「今どこまで読めたー?お、そこかー!
ドキドキキュンキュンしちゃうー?‪w
そういえば、若利くんはさ、気になる子とか、
あ、この子いいなーって思う子とかいるの?」

ジャンプを覗き込んできた天童が、
はっと思いついたかのように俺に聞いてきた。
気になる...いいな...
そう考え、1番初めに頭に浮かんだのは
天童だった、

牛島「天童」

素直に天童、と答えた。

天童「ん?」

天童は呆けた表情をしている。

牛島「天童だな。」

もう一度、答えた。

天童「ちょ、若利くん‪w友達とかの方じゃないってw
れーんーあーい!親愛じゃなくて、
恋愛の方でいないの?」

恋愛...そう言われ、さらに考える。
それでもやはり、頭に浮かぶのは天童で、

天童「どう?気になる子とかいちゃったりする?」

牛島「あぁ、やはり天童だな。」

天童「ん?だから恋愛だって‪w」

牛島「...?天童だ。」

天童「...........」

そう応えると、天童は黙ってそっぽを向いてしまった。
何かしてしまったかと思い、問いかける。

牛島「天童??」

しかし、天童は、ん?と返事だけで
こっちを向こうとしない。
どうしたのか、もしかして体調でも悪くなったのか、
心配になり、天童の顔を覗き込む。

牛島「天童?どうした、大丈夫か?」

すると、

天童「...!ちよ、顔見ないで...////」

天童の顔は赤くなっていた。

牛島「顔が赤いぞ?熱でもあるのか?」

天童「い、いやないから...大丈夫...」

熱を疑ったが大丈夫と言う。
相変わらずこちらを向こうとはしないから
俺が天童の顔を覗き込んだ状態で、

牛島「天童、無理はダメだ。」

天童「いや、熱とかじゃないから...
うん、俺部屋戻るネ...」

と言い、天童は立ち上がる。

牛島「...?あぁ、体調が悪くなったら
無理はするな、すぐに言え。」

天童「体調は悪くないんだけど...まぁ、うん。
わかったヨ。」

牛島「ああ、」

わかったと言った天童に安堵し、
部屋から出ていく天童を見つめ、

天童「じゃーね、アリガト」

と、いって天童は部屋から出ていった。
天童のいない部屋は少し寂しい。
音がないからだろうか...。








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