皆さん聞いてください。
最近太宰幹部は仕事が終わった後、
真っ直ぐ家に帰らず、何処かに寄り道するんです。
※彼女と太宰は付き合っていません。
時刻は22時07分。
仕事が終わり、太宰は帰る準備をする。
時計を確認した太宰。
誰かと待ち合わせをしているみたいだ。
ポートマフィアから出て、電車に乗る。
約50分掛けて東京のとある場所に移動する。
太宰が移動すると共に誰かが後をつけていった。
カラン、と音を立てて店の扉が開く。
太宰はカウンター席に座る2人の人物に話しかけた。
髭を無作法に伸ばした男と、眼鏡をかけた男。
太宰が確認する為に後ろを振り返る。
すると其処には彼女が居た。
彼女が経緯を一つ一つ丁寧に説明をする。
其れを聞いた太宰は呆れていた。
彼女の表情が微かに曇ったのを、
太宰は気付かなかった。
だが、後ろで見ている安吾は勘づいていた。
安吾が軽く咳払いをする。
この状況が全く判らないのだ。
太宰の苦労に判っていない織田作と、
苦労を理解し、胃が痛み出してきた安吾。
彼らの長い長い夜は未だ続く。
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。