白鳥沢のマネちゃんはより
『美都ノブ』
美都サイド
「きゃあ♡嫌よ♡離して♡」
条「此処から離したら死にますけど・・・それでもいいなら離します。」
なんでよ・・・何で私が・・・
ちょっといたずらしただけじゃないの!!
条「ああ、来ましたね。」
芥「其奴を此方に渡せ。」
え!?なになに?私の取り合い!?
※違います
え!?そんなの選べないよ・・・♡♡♡
※だから違います
此処でこの糸目の方は嫌ですって言ってくれるんだよね♡♡♡
条「はい、どうぞ。煮るなり焼くなり殺すなりなんでもしていいですよ。」
「ふえ♡♡?」
芥「無論、其のつもりだ。」
条「あ、此処で殺ってもらってもいいですか?」
芥「ああ、もう殺していいよな。」
条「はい。どうぞ。」
「ちょ、ちょっと!殺すって・・・私が何したっていうの!?」
芥「貴様の罪はあなたを怒らせたことだ。」
「は?ゴフッ」
芥「貴様の遺言等に付き合ってる暇はない。」
「何よ・・・何で私が・・・っっ!」
何であいつだけ・・・!
条「うーん、もうちょっとゆっくり殺っても良かったんじゃないですか?」
芥「僕には時間がない。」
条「そうですか、少し残念です。まあ、楽しいものを見せてもらって有難うございます。では此れで。」
芥「ああ」
あなたサイド
「そう、美都が・・・ねえ・・・」
中「手前、まさか悲しいのか?」
「嫌、全く。」
太「じゃあ何で・・・」
「出来るなら私の手で殺したかったなーって。」
太「じゃあ何であの時・・・」
「もう殺しはしないよ。」
中「そうかよ。」
「そうだよ。」
美都ノブのことを、決して私は許すことは無いだろう。
人生の最悪な人ランキングトップスリーには確実に入るだろうな・・・
それほどあいつを許さない。
決して・・・
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!