第56話

返して
120
2026/04/23 08:30 更新





鹿紫雲先輩はそんな私に違和感を覚えたようで




鹿紫雲一
あ?潜ってっと熱がもんぞ


そう言って布団をめくろうとしてきたので




あなた
ッほっといてくださいよ…!


自分でも最低だと自覚するほどぶっきらぼうに答えてしまった



鹿紫雲一
あなた


私が悪いことは知ってる







鹿紫雲先輩は1ミリも悪くない







そんなの分かってる、分かってるけど…






あなた
元はと言えばッ…!鹿紫雲先輩のせいじゃないですかっ…!




違う。全然違う。私が醜い嫉妬をしたからだ。











あなた
っ…う、っ泣……
鹿紫雲一



バサッ





あなた
ッあ…
鹿紫雲一
…なんで泣いてんだよ
鹿紫雲一
怒ってる理由も全然分からねぇ
あなた
ッ布団返してくださいよ!


質問に答えず、鹿紫雲先輩の手から布団を取り返そうとするが、私の届かない高いところまで上げられてしまって取れなくなった




あなた
返してッ、返してよ…ッ!
鹿紫雲一



私は布団を返してもらうことしか頭に入っていなく、敬語にするのも忘れていた









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