いやいやいやいやいやいやいや
なんか命令されて
記憶なくされて
誘拐されて
なんか部屋に監禁されて
下手したら訴えれるレベルです
このイケメン今なんて???
いや待って待ってちょっと覚えてないじゃ
済まされないことが起こってるんだけど
何が正常だ … と思いながら耳を傾ける
だからこのイケメン今なんて?????
何この人からかってる???
新手のナンパ??????
ナンパキャンセル界隈なんですけど
流石に私も驚いて黙ってしまうと、目の前の彼は
思いついたように、綺麗な目を更に大きくさせた
少し怖く思いつつ、言われた通りに左手を差し出すと
次の瞬間、とんでもないことが目の前で起こった
いきなり、私の手を取り、跪いてきたのだ
そのまま私の手に顔を寄せると
薬指に、ほんの少しだけ痛みが走った
ゆっくり私の手元から口を離すと
どこか妖艶な笑みを浮かべて私を見上げた
ぱっ と自分の手元に目をやると、微かに
噛まれた部分が赤く染まり、血が滲んでいた
薄らとある鋭い歯型が牙に見えてきてしまって
もしかして本当にヴァンパイアなのでは…と
どんどん納得していく自分がいた
本当に世の中にヴァンパイアなんているんだ …
よくよく考えたらこの人…てかヴァンパイア
人1人くらい殺めてる可能性ない????
私全然襲われそうだったけど
〝 あんな事 〟











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。