あれから数十年後、俺達は働いている。
俺は親がいない人が通う施設で働いている。
渡辺君は医師、涼太は大学で料理について学んでいる。
俺は親がいなかったわけじゃないが、渡辺君はいなかったんだ。
渡辺くんみたいな人の気持ちを考えるとやっぱり子どもたちには幸せになってほしいと思い、
ここで働くことを決意し、働き始めて約5年。
子どもたちの笑顔を見ることで幸せを感じている。
ただ、時々親のことを考えてしまう。
涼太の苦しそうな顔、渡辺の悲しそうな顔。
子供たちがきゃっきゃと騒いでいる中、俺は目に涙が浮かんだ。
俺は涙を見せたくないからと、どうにか子供を離そうとしたが離れてくれない。
そんな可愛い子供を見るだけで俺の目に浮かぶ涙はどんどん流れていく。
俺はハンカチを手に取り、涙を拭いた。
涙目になりながらもハンカチを覗くと、あの子の大好きなカレーのシミがついていた。
そんな些細なことも可愛くて、幸せそうな子供を見ることが何よりも嬉しくて。
俺は思わず、この子を抱きしめた。
笑顔で話してくれる子供が可愛くて俺ははっきりと頷いた。
それだけ言うと友達も遊びに行ってしまった。
俺は渡されたハンカチを見ながらふと思った。
渡辺君、涼太元気か?
俺は今幸せだよ。
あの時はいつもいつも同仕様もない俺の側にいてくれてありがとうな。
そう、空に向かって呟くと、二人から返事が聞こえてきたような気がして。
俺にしか聞こえない返事を聞きながら、俺は空に向かって呟いた。
もう一人じゃないよ。
ここまで見てくださりありがとうございました🙇♀
最終話書くまで時間かかってしまってすいません💦
皆さんにアンケートをとり、めめ主演でした!!
しょっぴーと舘様も出てきましたね🌹✨️
切ない話を書くのも見るのも大好きで!!他の作品も書いてるのでぜひ見てください!!
改めて最後まで見てくださりありがとうございました!!
リクエストがあったら続き描くかもです…✨️
他の作品も見てみてください!!それでは👋













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!