少女が私を勧誘して引き込もうとしたときに、
Rebellionさんが現れ、制止してくれた。
私の元に少女はふらっとやってきて一言、
少女はそう言って私の目の前から消えてしまった。
私は双竜にそう聞いた。
紫煌は昨日、あのことがあってきり、
あまり私達に口を聞かないまま早くに寝てしまったのだ。
そして今のところ出会っていない。
紫煌の部屋にはいないし…。
どこにいるんだろう…。
私達はそこのテーブルにあった書き置きを見た。
そこにはこう書いてあった。
「旅に出ます。探さないでください。 紫煌より」
私はその事柄を理解するのに少しの時を必要とした。
…そうして完全に理解し…
私達は落ち着き、とりあえず状況整理をした。
とりあえず私達は紫煌を探すことにした。
リベには留守番してもらうことにした。
私は朝、あの書き置きをして家を出た。
今はとても気分が清々しい。
…まさか家出をしてみると存外楽しいものだとは知らなかった。
私はあの少女に内心感謝していた。
ちなみにここは山の頂上。
今まで登ったことはなかったので登ってみたかったのである。
頂上からの景色は別格で、様々なものを見渡せる。
勿論、姉さん達の家も。
双竜姉さんが空から降りてきたのである。
そういえば双竜姉さんは空飛べるんだった…。
…ってまずいこんなすぐに帰るわけにはいかない。
逃げないと…。
今私はなんとなくで放った攻撃が双竜姉さんに当たった。
しかもまぁまぁ痛そうな声で。
私は全力で逃げ出した。
そんな中私は一つ見落としていたことがあった。
この山は落石注意とされていることを。
私の頭上に大きい岩。
…この距離。避けることはできない。恐らく死ぬだろう。
大人しく双竜姉さんと帰ればこうはならなかったのだろうか。
でも…まぁ。
…ここで終わることに私は不思議と嫌悪感を抱くことはなかった。
そう、まるで私は初めからこれを望んでいたいたような。
そんな感覚がして。
…ドンッ…という音と共に私の意識はそこで途絶えた。
折角お姉ちゃんと別れて探して、
要約見つけたというのに、早速見失ってしまった。
私は乱最速では合っても、小回りが利かない。
それを紫煌に利用されたのだろう。
ここは普段誰も入らない場所。
それは落石がよく起こる場所だからである。
だけど、紫煌はそれを知らない。
もしかしたらこっちに逃げた可能性だって。
…そう思うと私は途端に悪寒が走った。
間違いなく紫煌が危ない。
そう思った私は全速力で駆け出していた。
そこにいたのは、落石に頭をぶつけ、血を大量に流しながら倒れている紫煌の姿であった。
私は死んだのではないか、そう思った矢先、
少し意識が覚醒すると、目の前にいたのは双竜姉さんであった。
私は有無を言わさず双竜姉さんに抱えられてしまった。
…あぁ、やっぱり。私って…。
私はそんなことを言った。
少し覚醒したとあの時述べた通り、
私は既に瀕死なのには変わりなく、
一つ双竜姉さんに言いたかったことはこれなのであった。
そうしてそれを言えて満足した私は意識が薄れていった。
双竜姉さんが何か私に呼び掛けているとわかったところで、
私の意識は完全に暗転したのであった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。