前の話
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︎︎優しい朝日が部屋のカーテンの隙間から流れ込み、朝の知らせを届ける時間。
︎︎布団から起き上がり、ググッと上半身を伸ばした。
︎︎ベッドから出ようとしたその時。
︎︎腰に何かが巻かれてるような感覚を覚えた。
︎︎いや、この正体は分かっている。
︎︎心底幸せそうな顔をしながら頭を私の腰にすりすりと擦り付ける。
︎︎私の妹・星野瑠美衣。一言で言えば、シスコンだ。
︎︎朝日に照らされて、キラキラと光る金髪の頭を撫でてあげれば、更に腕に力を込めてきた。
︎︎それでもルビーは、一向に起きようとしない。
︎︎……ならば、秘技その一を発動。
︎︎目をきらり、と輝かせてガバリと布団から起き上がった。予備で用意してた秘技二と三がボツに。
︎︎ちょろいな、と内心で思いつつ、私もベッドから出て風呂へと向かう。
︎︎朝風呂は最高だぜ。
︎︎リビングに人影が見えた。
︎︎朝日の逆光に照らされて顔は見えないけど、誰かは直ぐに分かった。
︎︎金髪の髪に青い瞳。一見すると外国人かなって思うけど、列記とした日本人だ。
︎︎私とルビーの兄・星野愛久愛海。……まぁ読んで字のごとく、キラキラネームだ。(失礼)
︎︎苦笑しながら、私は風呂へと向かった。
︎︎洗面所のドアを開け、(風呂空いてるかな)とふと思う。
︎︎追い沸きでもいいから沸かそ。と決めて風呂場の扉を開いた時_____。
︎︎私が赤面こいているというのに、呑気に挨拶をかました。
︎︎私たちの母親・星野アイは、今まさに湯船に浸かろうとしていたのだ。
︎︎全裸の国民的アイドルが目の前にいるという事実を目の前にしてしまった……。
︎︎少しドキドキしつつも、私はドアを閉めようとしたが……。
︎︎まって。今とんでもない爆弾投下しなかった??












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!