side__『???』
どうして、こうなってしまったんだろう。
国を守る『バリア』はとうの昔に崩壊した。
壊したのは私たちじゃない。
私利私欲に塗れ、上位存在の私たち『神』を勝手に崇め始めて。
使うだけ使って最後は知らん顔なんかしちゃって。
勝手な被害妄想で、私たちを殺そうとして。
__負の感情ばっか溜めて、バリアを構築不能にして。
『バリア』が壊れたのは全部全部、お前たち『人間』のせいだ。
仲間たちのためにも、私は最期まで戦い抜いてみせる。
side__『??』
『バリア』が壊れ、魔獣が国内に現れるようになってから数年後。
王様から、命令を授かった。
『我々の生命及び安全を脅かすものたちを殺せ』と。
俺は勿論、それを引き受けた。
国民に危害を加え安全を脅かす者なんかを許しておけるわけがない。
俺が昔読み聞かせられた書物によると、魔獣を操っているのは国内の各地に住んでいると言う自称『神』たちらしい。
『神』と名乗るくせに、俺らを虐めてばっかりで守ることは何一つとしてしてくれなかったんだって、母さんは言ってた。
何十年、何百年前から続く書物に間違いなんかあるはずがない。
俺は、王様と残してきた家族、友だち。そして自分を信じて、『神』の討伐に向かった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。