第21話

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2023/11/22 16:21
現在時刻は深夜1:00。外も静かになり、たまに車の走る音が聞こえてくるぐらいだ。Lは相変わらず自分の部屋で甘いものを食べながら仕事をしている。
(なまえ)
あなた
(Lは仕事忙しそうだし、やる事ないし、暇だなぁ)
掃除をしようかとも思ったが、深夜なのであまり大きな音も出すことが出来ない。かと言って、出かけることも出来ない、Lが心配する。
(なまえ)
あなた
(全然眠くないし…寝れない…)
リビングのソファーに寝転がり、考え事をする。
(なまえ)
あなた
(寂しい…)
私は自然に寂しいと思っていた。本当は今すぐLに会いに行きたいが、忙しくなると言っていたので、邪魔をする訳にも行かない。
(なまえ)
あなた
(1人ってこんなに辛いんだ…Lに出会う前、私何してたんだろ…)
しばらく考えたが、不思議な事に全く思い出せない。
考えていたらなんだか眠たくなってきた、気づけば私は眠っていた。
          同日 午前 10:00
(なまえ)
あなた
んん…いま何時…
私は重いまぶたをこすりながら時計を見る。どうやらソファで寝てしまっていたらしい、身体が痛い。
(なまえ)
あなた
…え…10時?!寝すぎたっ…!
私は急いで自分の部屋に向かい、服に着替えた。
実は11時から友達と約束があるのだ。
ろくに携帯も確認せずに、家を飛び出した。
Lには事前に伝えてあるので大丈夫だろう。
               30分後
約束の場所に着いた。
まだ約束の時間ではないから、少し近くのカフェで待機することにした。

私はアイスコーヒーを頼み、店内の様子を眺める。
(なまえ)
あなた
(初めて来たけどおしゃれだな…Lにも教えてあげよう)
そして携帯を見てみると、メールが届いていた。
メールの内容を確認する。
(なまえ)
あなた
メールの内容は、急用で行けなくなってしまったとの事だ。急用ならば仕方がない、私はアイスコーヒーを飲んで帰ることにした。
          10分後
(なまえ)
あなた
(そろそろお会計しよう)
私はレジの前まで進む。すると、レジの前に美味しそうなお菓子が並べられていた。どうやらこのお店にしかないオリジナル菓子のようだ。甘そうだったので、Lに買っていってあげることにした。
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                   自宅
(なまえ)
あなた
ただいまー、
私が玄関を開けてそう言うと、奥から足音が聞こえてきた。
足音の正体は私の愛しい人。
L
L
あなた、おかえりなさい。
(なまえ)
あなた
うん!お土産買ってきた!
なんだかLと久しぶりに会話をした気がする、とても嬉しい。
L
L
本当ですか、気を使わなくてもいいんですよ。
(なまえ)
あなた
これは私の普段の感謝の気持ちだから!
L
L
そうですか…ありがとうございます。
そう言ってLは微笑む。
(なまえ)
あなた
うん!早く食べよ!
L
L
はい、そうしましょう。
L
L
あと…
(なまえ)
あなた
ん?
L
L
昨日は寂しい思いをさせてしまったようで、申し訳ありませんでした。私、あなたに嫌われてしまったのではと、ずっと不安でした。
(なまえ)
あなた
嫌ってなんかないよ!ずっとLのそばに居る!確かに昨日は寂しかったけど、こうして今話せてるからなんの問題もない!
L
L
あなたは本当に優しいですね…一生私のそばにいてください。
そう言ってLはキスをしてきた。
(なまえ)
あなた
ふふっ…もちろん!
私もお返しのキスをして、2人で笑いあった。
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ここまでお読み頂き、ありがとうございます!
更新遅くなってすみません、

次回もお楽しみに!!

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