第2話

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2024/06/06 12:14





  私は…中学の頃太っていた。



  ……今はダイエットに成功して…そこそこは痩せて
いると思う。
そして…顔には自信が無い。



  …中学の時は…だらしない体型に顔も今のままで
最底辺。そのせいで私は虐めを受けていた。
  あともう1つ…千早瞬平くんが好きな子に…
千早くんのことジロジロ見すぎ…とか



  そんな理由でその千早くんが好きな張本人と
取り巻きの人たちに虐められていた。



  …殴られ…蹴られ…両親には心配をかけたくないから
秘密にしていた。



  それにその虐めてくる張本人は野球部マネージャーで…
私も野球部マネージャーだった。
  千早くんも野球部で…足も早く顔も整っているから
好きなんだと思う。
















  そして…数日後……





MOB
  アンタまた千早くんのこと見てたで  
しょ?
MOB
  自分キモイって自覚したらー?  

  校舎裏に呼ばれ…また殴られ…蹴られると思った。
  でも…










千早 瞬平
  なにしてるんですか?先輩。 

  私が虐められている部分を…偶然千早くんに見られ…

MOB
  ち 千早くん…!!  

千早 瞬平
  これ…コーチに言っておきますんで。 

  虐められているところを撮られ…その撮った写真を
こちらに見せた。

MOB
  っ…  

  そうして虐めっ子と取り巻きたちは慌てた様子で
逃げて言った。

あなた
  っあの….!!  

  私が「ありがとう」と伝えようとすると…彼は
「大したことありませんので失礼します」なんて言って…
  その場を去って行った。

  …そして私は彼に「ありがとう」も言えないで
中学を卒業してしまった。





  でも…高校二年生になって……





あなた
  !!  



  偶然…友達と歩いている千早くんを見つけた。





あなた
  千早くん!!…  

千早 瞬平
  っえ  





  私は急いで走って…正面から千早くんに抱きついた。





あなた
  ずっと…会いたかった……  










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