第3話

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2020/07/09 17:39 更新
JENO side





目の前で切なそうに笑う君。

いつからかずっとそんな顔で笑うようになってしまって。
どこかやるせなくて、ムカついて。


でも僕にはどうしようも出来ないのだから。
今日も僕は申し訳ない気持ちで溢れてしまうんだ。
ジェノ
ジェノ
おい、
ロンジュン
ロンジュン
ん?
ジェノ
ジェノ
お前ら、今日放課後空いてる?
ジェミン
ジェミン
分かってるだろ笑
ジェノ
ジェノ
わかってるけど一応聞かなきゃ来ないだろ?
そう言うと変な顔して奢って〜と甘えてくるジェミン。

ちらりとあなたの席に目を向けると「ん?」と目を見開いて首を傾げる君は今どんな気持ちだろうか。
ロンジュン
ロンジュン
あなたのこと見つめてどうした?
ジェミン
ジェミン
え〜い、ジェノ君はあなたちゃんが大好きですね〜
ジェノ
ジェノ
やめろよ、笑
あいつが好きなのは僕じゃないよ


なんて。
言えたらどんなに楽だろうか。
正直女の子と仲良くする性格ではないから仲良いのはあいつだけみたいなところあるし、ここまで片想いを続けている友人なんかあなたが初めてなわけで。


僕にだってわかんないよ。
僕自身が自分の気持ちの行き場が分からないのだから。
ロンジュン
ロンジュン
え〜い、拗ねんなよ
ジェノ
ジェノ
拗ねてないよ
ジェミン
ジェミン
お似合いだと思うんだけどなぁ
ジェノ
ジェノ
やめろって…
もちろんこの会話もあなたに聞こえてしまっているわけで。

もう一度あなたの席に目を向けると
困ったように眉を下げて笑うんだ。
ジェノ
ジェノ
とりあえず、放課後な。ヘチャンには適当に話しとくわ
昼休みの始まりのチャイムと共に元気よく食堂に走っていったヘチャン。

お前、カトク入れとけよ
なんて言うロンジュンの言葉を適当に流して
窓の外を盗み見た。



なんだか雨が降りそうで。

苦しいんだ。
何もかも。
皆といると楽しくてしょうがないのに、
それと同時に息苦しくて
ふとした瞬間泣きそうになってしまう。



でも
きっと僕より辛いのはあなたの方だ。



お似合いってなんだよ。

あなたが好きなのは僕じゃなくてお前だよ。
_____ジェミナ。

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