第21話

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2025/08/27 12:17 更新





〜宿内〜


日吉若
日吉若
ん…。
(なまえ)
あなた
あ、起きた?
日吉若
日吉若
…?俺は…。
(なまえ)
あなた
乾汁を飲んで倒れちゃったの!
日吉若
日吉若
!そうか。あのくそマズい汁…!
(なまえ)
あなた
どう?回復した?
日吉若
日吉若
…まぁ、体は楽になった。
(なまえ)
あなた
よ、よかったね!
日吉若
日吉若
はぁ…。他の連中は?まさか倒れたのは俺だけか?
(なまえ)
あなた
ううん。他の人たちはもう起きたよ。
日吉若
日吉若
そうか。今どこにいるんだ?
(なまえ)
あなた
今はテニスの練習してる。
日吉若
日吉若
わかった。
(なまえ)
あなた
もう行くの?
日吉若
日吉若
他のやつらに遅れを取るわけにはいかない。
(なまえ)
あなた
そっ、かぁ…。頑張ってね。
日吉若
日吉若
あぁ。




〜テニスコート〜



(なまえ)
あなた
みんな頑張ってるなぁ…。
跡部景吾
跡部景吾
あなた!
(なまえ)
あなた
は、はい!
跡部景吾
跡部景吾
鳳が足を挫いた!部屋まで連れて行け!
(なまえ)
あなた
はい!!
鳳長太郎
鳳長太郎
大丈夫ですよ、これくらい。一人で歩けます。
跡部景吾
跡部景吾
駄目だ。念のため湿布でもはっとけ。
鳳長太郎
鳳長太郎
…わかりました…。




〜とある部屋〜



(なまえ)
あなた
はい、座って〜。
鳳長太郎
鳳長太郎
や、やっぱり大丈夫だよ。もう痛くないし。
(なまえ)
あなた
ていっ!




あなたはツンっと鳳の足をつついた。



鳳長太郎
鳳長太郎
いたっ!
(なまえ)
あなた
やっぱり痛いんじゃん!
鳳長太郎
鳳長太郎
い、痛くないよ!それに、俺はみんなに遅れを取るわけには…!
(なまえ)
あなた
………



あなたはおでこにチョップした。


鳳長太郎
鳳長太郎
いてっ!な、何を…!
(なまえ)
あなた
怪我が悪化したらもっと遅れ取っちゃうよ!?それでもいいの!?
鳳長太郎
鳳長太郎
!…そうだよね…。ごめん。
(なまえ)
あなた
もう…。テニスに熱心なのはいいし、一生懸命上に上がろうとするのはすごくいいことだけど、無理のし過ぎは駄目!わかった?
鳳長太郎
鳳長太郎
…うん。ごめん。
(なまえ)
あなた
はい、これでオッケー!今日はもうテニスしちゃだめだよ。
鳳長太郎
鳳長太郎
うん…。
(なまえ)
あなた
…1日くらい大丈夫だよ!鳳くんのスカッドサーブ、最近すごいもん!
鳳長太郎
鳳長太郎
!そうかな…。
(なまえ)
あなた
うん。絶対そう!
鳳長太郎
鳳長太郎
…ありがとう。
(なまえ)
あなた
じゃ、戻ろっか。
鳳長太郎
鳳長太郎
うん。…ねぇ。
(なまえ)
あなた
ん?
鳳長太郎
鳳長太郎
不二さんは…。
(なまえ)
あなた
?…っていうか、あなたって呼んでよ!
鳳長太郎
鳳長太郎
え。じ、じゃああなた…。
(なまえ)
あなた
私も、長太郎って呼んでいい?
鳳長太郎
鳳長太郎
いいよ。
(なまえ)
あなた
あ、ごめん。話遮っちゃって…。
鳳長太郎
鳳長太郎
…あなたは日吉のこと好きなの?
(なまえ)
あなた
……へっ!?
鳳長太郎
鳳長太郎
やっぱりそうなんだね。
(なまえ)
あなた
ちょっと!ご、誤解!
鳳長太郎
鳳長太郎
ホントに誤解?
(なまえ)
あなた
…ご、誤解じゃない、かも…?
鳳長太郎
鳳長太郎
…そっか。俺には隠さなくていいのに。
(なまえ)
あなた
私もよくわかってなくて…。こんな気持ち初めてだから…。
鳳長太郎
鳳長太郎
そうなの?初恋まだ?
(なまえ)
あなた
…実は…。中2にもなって初恋がまだなんて変だよね。
鳳長太郎
鳳長太郎
変じゃないよ。そんな子いっぱいいるよ!
(なまえ)
あなた
ホント?ありがとう、長太郎。
鳳長太郎
鳳長太郎
ううん!
(なまえ)
あなた
それより日吉くんがどうかしたの?
鳳長太郎
鳳長太郎
いや、ちょっとした確認。…日吉のこと、くん付なんだね。
(なまえ)
あなた
え?あー、私のこと、あなたって呼びたくないんだって。だから私も呼んじゃ駄目なのかなーって。
鳳長太郎
鳳長太郎
え、日吉がそう言ったの?
(なまえ)
あなた
うん。俺は不二って呼びたいって。
鳳長太郎
鳳長太郎
……それはきっと…。
(なまえ)
あなた
え?
鳳長太郎
鳳長太郎
ううん。なんでもない。
(なまえ)
あなた
じゃ、戻ろっか。
鳳長太郎
鳳長太郎
うん。



テクテク...


鳳長太郎
鳳長太郎
(...それはきっと、君を好きっていう気持ちを受け止められてないだけだと思うよ。)



~テニスコート~




跡部景吾
跡部景吾
おい。
(なまえ)
あなた
はい?
跡部景吾
跡部景吾
お前そのイヤリング、どうしたんだ?海の時つけてなかっただろ。
(なまえ)
あなた
そりゃ海に入るんですから外しますよ。それにこれはただのイヤリングじゃないですしね。
跡部景吾
跡部景吾
ただのイヤリングじゃない?
(なまえ)
あなた
はい。ある人のある想いがつまったイヤリングなんです。
跡部景吾
跡部景吾
誰だ?ソイツ。
(なまえ)
あなた
これに関してはお話できません。
跡部景吾
跡部景吾
チッ!ちょっと来い。
(なまえ)
あなた
えっ!?



跡部に腕をひかれ、さっきまで鳳といた部屋に戻って来た。



(なまえ)
あなた
跡部先輩?どうかしたんですか?
跡部景吾
跡部景吾
お前には彼氏がいるのか?
(なまえ)
あなた
彼氏?いませんけど。
跡部景吾
跡部景吾
そうなのか?
(なまえ)
あなた
はい。…なんですか。自分には彼女がいるからってマウント取ってるんですか。
跡部景吾
跡部景吾
そんなわけねーだろ。俺様に見合う女なんていねーよ。
(なまえ)
あなた
で、ですよね。
跡部景吾
跡部景吾
...けどこの世に唯一この俺様のハートを高鳴らせたやつがいる。
(なまえ)
あなた
...えっ!?
跡部景吾
跡部景吾
うるせぇな。
(なまえ)
あなた
あっ、すみません!...あ、跡部先輩、好きな人いるんですか!?
跡部景吾
跡部景吾
あぁ。ふん、俺の気持ちに気付いてねーのはお前くらいだ。
(なまえ)
あなた
え!だ、誰ですか!?や、やっぱり学園一の美少女の高田さん!?それともその高田さんに後れを取らない、アクティブ美少女の藤原さん!?それともそれとも...!
跡部景吾
跡部景吾
...そんな雌猫どもじゃねぇ。
(なまえ)
あなた
えっ?じ、じゃあ一体...!?
跡部景吾
跡部景吾
...誰もお前に教えるとは言ってねーよ。バーカ。
(なまえ)
あなた
教えてくださいよ!私、誰にも言いませんから!
跡部景吾
跡部景吾
...お前、ホントに自覚ないのか?
(なまえ)
あなた
はい。...え?自覚?
跡部景吾
跡部景吾
はっ...。くそ...。
(なまえ)
あなた
じ、自覚じゃなくて身に覚えがないのかが聞きたかったんですよね?
跡部景吾
跡部景吾
あ、あぁ!そうだ!当たり前だろ?あん?
(なまえ)
あなた
ですよねっ!
跡部景吾
跡部景吾
...で、身に覚えはないのか?
(なまえ)
あなた
ないです。心当たりも...。...あ!もしかして私だったり...??
跡部景吾
跡部景吾
......
(なまえ)
あなた
あー!もう黙らないで下さいよ!恥ずかしいじゃないですか!わかってますよ!
跡部景吾
跡部景吾
そうだ。
(なまえ)
あなた
...え?



跡部はあなたを抱き寄せた。



(なまえ)
あなた
!?
跡部景吾
跡部景吾
俺はお前が好きだ。
(なまえ)
あなた
っ...!




あなたの顔は徐々に赤く染まっていく...



(なまえ)
あなた
えと、その...!
跡部景吾
跡部景吾
俺様は欲しいものがあればなんでも手に入れる。...お前もな。
(なまえ)
あなた
!...私は、跡部先輩のこと、かっこいいと思うし、好きだなって思うけど恋愛感情とはまた違くて...。
跡部景吾
跡部景吾
...そうか。ふん、まぁ、わかっていたがな。
(なまえ)
あなた
跡部先輩...。
跡部景吾
跡部景吾
まさか俺様の告白を断る奴がいるとはな。
(なまえ)
あなた
ふふ。私も日吉くんにあってなかったら跡部先輩のこと好きになってたかもしれません。
跡部景吾
跡部景吾
...日吉?
(なまえ)
あなた
...あっ...!
跡部景吾
跡部景吾
なるほどな。日吉のことが好きなのか。
(なまえ)
あなた
ごめんなさいぃぃ~!!なんでもするので日吉くんに手出しするのはやめてください~!
跡部景吾
跡部景吾
手出しなんかしねーよ。真っ向勝負だ。覚悟しとけよ、日吉...。あーん?
(なまえ)
あなた
!...私、跡部先輩のそういうところが好きです。
跡部景吾
跡部景吾
!...ふん。なら付き合うか?
(なまえ)
あなた
それはなしで。
跡部景吾
跡部景吾
あーん?
(なまえ)
あなた
用事は以上ですか?
跡部景吾
跡部景吾
あぁ。悪かったな。
(なまえ)
あなた
いえ!跡部先輩と話せてよかったです!
跡部景吾
跡部景吾
ふん。







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