鬱の自室
自室に戻れば書類の山ができていた
数えてみればざっと800枚…
こりゃ…あの2人のだけじゃないやろ…
無能にわざわざ書類させても、良いことないやろ
グチグチ言っていても仕方がない…
そして俺は慎重にミスをしないように気をつけて書類をやっていった
今は大体…6時…?
思ったより早く終わって良かったわ…
そう言って俺は自分の書類入れを思いっきり開けた
俺の休んでいた時の分まで、全て今日の6時までに出す予定のものだ
大体、何枚やろ…とにかくやらな…
そう言って鬱は凄い速さで書類を終わらせていく
だが、そんな速さでミスをしない訳が無いのは、鬱自身よくわかっていた
ピチャッ
いつもなら冷静でいられるはずなのに、期限を過ぎてしまった書類を前にするといつもこうだ…
その後もインクがはねたり、誤字脱字、その他諸々
ミスを詰め込んだような書類が出来上がった
遅れた時はいつも走って移動するが、今はそううまく行かないため、できるだけ早く移動する
急いでいると、近くのダクトから物音がした
またいつものだ…と鬱は呆れつつ書類だけは守るような体制になる
バッシャァァン!
ダクトの中からゾムが水をぶちまけた
書類は無事だったためゾムに用件を聞く
ヘラヘラしながらそう答えればゾムは満足そうに去っていった
大体俺が書類持っとる時はこうなんやけど…
そろそろやめてくんないかな…どうせ無理やろけど…
書記長室
ガチャ
書記長室に入ってみれば何徹目かわからないトントンがいた
徹夜のせいでイライラしているのだろう、俺がヘラヘラして答えればトントンは書類に向き直る
書類を届けに来たことを伝えればこちらを見ずに、書類を渡せと言わんばかりに手を差し伸べてきたため、その手に書類を乗せる
そうすればトントンはペラペラと書類を見ていく
このため息一つでわかる
あぁ…またやらかしちゃったんやな…僕…
僕が謝罪の言葉を述べればいつもとは違う言葉が帰ってきて変な声を漏らしてしまった
ヤバい…話が予想外過ぎる
しかも、いつもよりトンチが優しくてもはや怖い
トントンがこんな考えてたなんて思ってあらへんかったな…
…やっぱトントンおかんやん
tn seed
ふと、大先生を見れば髪の毛や服がピトッとひている気がして聞けば、
大先生は焦った様子ではぐらかす
そう言って俺は大先生に触ろうと、頭の上に手を伸ばす
バッ!
そうすれば、大先生は急に青ざめ頭の上に手を掲げる
どうしたのか聞けば、大先生はわけも分からずなにかに謝り続けている
どう声をかけても大先生は目をつむりなにかに謝り続けている
半ば強制的に俺がいることを知らせれば、自分がどうなっていたのかを理解して謝罪を述べる
アンケート
最終回の結末はどれが良いですか?
ハッピーエンド
76%
バッドエンド
13%
全員死ぬ
11%
投票数: 38票












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!