If side
Irregular Diceは今日も忙しい。
あれから支配人は、特に体調をくずすこともなく店に立っている。
とは言っても、トラウマが彼を襲うこともあるみたいだが。
何にせよ、最強説が流れている星那のお陰で、店は平穏を保っている。
それだけで、負担はかなり軽減された方だ。
完全治癒には至っていないものの、普通に店に立つくらいはできるようになった。
星那のおかげで店の中だけは平和だし、特に心配事もない毎日が続いている。
ないこからわたされた手鏡を覗き込む。
ないこの言う通り、明らかに酔ってます、みたいなやばい見た目の奴がいた。
こっちがやばいって。
お酒回ってるのはわかるけど、暑いからってボタン開けまくらないで。ないこの衣装、一番暑そうだし仕方ないけど、なんか色々ヤバい。
一言で言うなら、エロい。
お酒のせいで顔は赤くなってるし。襲われたいんですか?
よかった。襲わなくて済む。体調不良者を襲うほど俺はクズじゃない。
…言ってる場合か。
なんか、みんなこっちきた。
最近こいつら毎日残ってない……?
なんか今日は冷静な3人がヤケにパリピなんだが、
何故だろうか…。
まぁ、たまには悪くないかもしれない。
この荒れた街で、この店の平和が永遠に続きますように。
𝐸𝑛𝑑______





















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!