第102話

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2026/01/23 09:00 更新









太志さんが 去ったあと




藍とわたしは2人きりの空間になった。














T.Ran
あのさ…



T.Ran
俺、あなたの下の名前が言いたいことわかるよ。





え?





T.Ran
だって俺、あなたの下の名前と付き合い始めてから
全然いいところ見せれてないし。



T.Ran
そうやって気にしちゃうのもわかる。








T.Ran
だけど

T.Ran
本当に違うんだ。
T.Ran
あなたの下の名前がいないと、俺頑張れないよ。



T.Ran
まあ いてもこのザマなんだけど。






そういうと 藍はまた涙を浮かべていた。






T.Ran
…ごめん、負けて泣くとか1番ダセぇ。
あなた
そんなことない!


だって 藍は 1番かっこよかった。



T.Ran
無理しなくていいよ、幻滅しただろ?
あなた
してない。
あなた
藍を見てると応援したくなる。


でも、だから








苦しくなるんだ。














T.Ran
…あなたの下の名前も泣いてたよね。

 




え?




どうしてそれを ________







T.Ran
下から見てた。
T.Ran
泣いてるあなたの下の名前見てたら俺まで泣けてきてさ。



あなた
なんか、ごめん…



T.Ran
ううん、そしたら俺もっと悔しくなってさ。

T.Ran
好きな人、絶対泣かせたくなくなった。





T.Ran
そしたら泣かしてる俺ダサいじゃん
と思って涙止まらなくてさ笑



T.Ran
本当はあなたの下の名前に会わずに帰るつもりだった。




T.Ran
でも、太志さんが背中押してくれたんだ。
T.Ran
話さないとこのまま
離れ離れになるぞ、って。




あなた
太志さんが?
T.Ran
そう、あの人すごいよほんと笑














T.Ran
俺は、あなたの下の名前が大好きだからさ。




T.Ran
だから、なにもしなくていい。
T.Ran
私のせいとか思わなくていい。





T.Ran
ただ俺の隣で笑っててよ。


あなた
…そんなことできない。





だって 私は藍の 笑ってる顔が見たいから。











苦しいなら 苦しさがなくなるように


頑張りたいし




私だけが楽しくても意味がない。






あなた
私も藍に笑ってて欲しい。
あなた
私だけが笑うなんてできない。




あなた
藍の笑顔がなくなってしまうなら
あなた
私は…








あなた
んっ…
T.Ran
もう、なにも言わないで。



藍はわたしの口を抑えた。





T.Ran
俺は、あなたの下の名前が笑ってれば笑える。
T.Ran
だから隣にいてよ。
あなた
でもっ





T.Ran
じゃあちょっとだけ時間ちょうだい。
T.Ran
あなたの下の名前がバレーの妨げになってないこと
俺がしっかり結果で証明するから。


T.Ran
絶対に証明してみせるよ。






そういうと藍は 力強い眼差しで私を見た。









さっきまでの涙を流している姿からは





想像できないほど 強い眼差しだった。
















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