第64話

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2024/01/03 09:00 更新
-桐山side-


眠そうなあなたを撫でてたら、ほんまに寝た。

眠くなると甘えるんやな。

他のやつに見せんようにせんとあかんな。
お姫様だっこしてベッドまで連れていった。

やっぱり軽い。

しんどいの隠すのうますぎや。

ふとんをかけてあなたの頭を撫でる。

…ずっと見てられんな。
…荷物取りに行ったら怒るやろか?

行っとる間に起きたらヤバいか?

でも着替え無いしな。

走って行ってこよ!
きりやま
ちょっとだけ行ってくるな。
寝とるあなたに声かけて、走って民宿に行き、荷物を全部持ち、オーナーの方に事情を説明。

オーナーさんは今払ってくれたら1日分いいよって言ってくれて、すぐにチェックアウト。

そして走ってあなたの家に戻った。

これでだいたい30分。

…大丈夫よな?
そっとあなたの家のドアを開けた。

荷物を玄関脇において、あなたのところへ行った。
きりやま
ごめん、起こした?
あなたは小さくなって座ってた。
あなた
照史、いない。
…眠いときほんまの甘えん坊になるんや。
きりやま
俺ここにおるよ?
あなた
今いなかった。
ご機嫌斜めやな。

あなたをバックハグした。

うつむいたままこっち向いてくれへん。
きりやま
着替え取りに行ったんよ。ついでにチェックアウトもした。東京戻るまでずっとここにおる。
あなた
…ほんと?
きりやま
ほんまやで。
あなたは俺の胸に顔を埋めた。

そして…寝とるな。

ふとんをかけ直してあなたの頭を撫でる。

…子どもか!
そういえばシャワーとか浴びてへん。

化粧落とさんくて大丈夫なんか?

着替えもしてへん。

…とりあえず俺シャワー先に浴びて、あなたを一度起こそう。

仕事やったし、泣いたしで疲れとるだろうから今は寝かしとこうかな。
きりやま
シャワー浴びてくるな?
一応声をかけた。

でも寝とる。

家の中やから大丈夫やろ。
すごい勢いでシャワー浴びた。

5分くらい?

めっちゃ早いやろ?
あがってすぐあなたのところへ行った。

…寝とる。

よかった。

…俺、過保護やな。
あなた
照史…
振り返ってみると寝とった。

これが噂の寝言か。

なんか得した気分やな。

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