そう言いながらも 、階段を登る 。
花火が綺麗に見える秘密のスポットに行くには 、
階段を登らなければならないのだ 。
しかも結構段数が多い階段 。
普段引きこもってばっかりいるので 、この階段は辛い。
あと 、浴衣で登るのはきつい 。
少し先に登っていた いるま君が来た 。
私が登るのが遅いのか 、みんなが早いのか
私は少し後ろを歩いてきていた 。
悪く言えば 、置いていかれている 。
突然ひょこっと現れたみこと君に驚く 。
だって突然現れたんだもん !
そしてそのまま 、みこと君に持ち上げられる 。
は ?????
流石に恥ずかしいんですけど 、、?
今はいわゆる姫抱き 、お姫様抱っこされている状態 。
いや 、はやっ 、早いけどさぁ 、、、
そのままみこと君は階段をどんどん登る 。
普通に早い 。
私が歩くより早いと思う 。
階段を登りきった所でみんな待っていてくれたみたいだった 。
というか 、本当に降ろして 、、、、
恥ずかしすぎて 、、、
ひまなつさんと話しているみこと君のほっぺをつつきながらそう言う 。
「 うぅぇ 、しょうがないなぁ 、、、 」
と渋々ながらも下ろして貰えた 。
みこと君とひまなつさんが話している間に 、
みんなは先に進んでいたみたいだった 。
そう 、2人に言う 。
みんなに追いつく間 、ひまなつさんに質問攻めにされたのはまた別のお話 。