おっぱって呼べないって言ったけど
やっぱり、おっぱって呼ばせて下さい、
ごめんね、
私がおっぱをぐくに紹介してから
ぐくとおっぱは兄弟みたいに仲良くなって
私も嬉しかった。
あの時まではね、
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その瞬間溜まってた涙が溢れ出してきた
そこで私とおっぱは別れた
泣きながら家に帰った。
今思えば泣きながら帰るなんて恥ずかしいけど
あの時は全然気にしなかった、
気になんなかった。
ぐくは私のことを優しく抱きしめた
そう言ってぐくは家から出て行った
何分かしてぐくは帰ってきた
"簡単に忘れられるわけない"
そう思ってたけど、ぐくの悲しそうな顔を見て
って言ってしまった
ぐくも傷付いてるんだ、
だって、
血は繋がってなくても、
"お兄ちゃん"
っていう存在が消えたんだから
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!