〜あなたside〜
早く、このことを風雅に伝えんとッッ…!!
いち早く、対処せんとッ
手遅れるになるッ_________。
あなた「風雅ッ…!!!」
風雅「ッッッ…」
あなた「風雅…?」
風雅「…どう、しようッ…」
「…世界がッ、この世がッ、崩壊するッッ…!!!!」
あなた「ッ?!」
風雅「今気づいたんやッ…!境界が、」
「境界が壊れたッッッッ…!!!!!」
あなた「え、?」
壊れた?さっき、琉巧は”壊れ始めた”ってッッッ……
風雅「やばいッ、早くどうにかせんとッッッ…!!!」
あなた「え、ちょ、風雅落ち着いてッ…!」
「そんなに焦ったって何もッ…!!」
風雅「壊れた境界は、ただの境界やないッ!!!」
「ここ、人間界と魔界を繋ぐ境界やねんッッッ!!!」
あなた「…え?」
「魔界との境界が、壊れたッ…??」
それってッッッ、
風雅「最悪の場合、
歴史が繰り返されるかもしれんッ!!」
「100億年前の世界境界戦争みたいにッッッ…!!!!」
あなた「世界境界戦争…ってッ、、」
??『嫌ッ…、ダメッ…、止めてやッッ…、、』
『もうこれ以上、戦わんくてええからッッ…!』
『やからッ…!、お願いッッ…!!』
『死なないでッッッッ…!!!!!』
『”拓哉”ッッッッッッ________、!!!!』
あなた「……え、、?」
風雅「はよ何とかせんとッ!!あなた!
彪太郎と琉巧、あと斗亜にもッ…!!!」
「あなた?あなたッッ!!!」
??『…俺は、誓うで。あなたのために戦うって』
……ダメ。そんなこと、した、らッ……
??『あなたのためやもん、
これくらいどうってことないで。』
嫌ッ…、そんなこと言わといてやッ…
??『…あなた、』
『愛してんで___________。』
あなた「…………」
風雅「あなたッ!早よせんとッッ!!」
??『…俺らとあなたちゃんは、
こことは違う”異世界”の人間なんやで』
そう、私は、この世界の人間やない。
??『…大丈夫、きっと、きっと、記憶も戻るで』
うん。やって、護ってくれたんやもんね
??『…おやすみ、あなた。』
…ふざけんなや。
何が、『おやすみ』やねん。
勝手に私を眠らせて、勝手に私の前から居なくなって
勝手に、”罪”を背負って
勝手にッ、私を護るなんて
そんなの、絶対に、
許さへん___________。
あなた「ごめん、風雅。」
「私、行かなきゃ」
風雅「え?ちょ、あなた!!!!」
早よ、早よ行かへんとッ…
拓哉のところにッッ___________、!!!
〜to be continued〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。