気づいたらもう夜だった。
リオラさんはまるで、虫を見つけた
やんちゃ系男子みたいな笑顔でこっちを見た。
うーん、原始的。
釣れない。
不運の塊が絶対まとわりついてるでしょもう。
ぐうの音も出ないとはこのことだ。
また長靴が釣れて、ため息を付いたその時。
いきなり強風が吹いて、よろめいた。
運動神経が良くないもので、
バランスが取れずに頭から海へ真っ逆さま……!?
リオラさんが私の手を掴んで、
ギリギリのところで回避。
リオラさんは掴んだ私の手を
じっと見つめてぽつりと呟いた。
図星すぎて一瞬言葉を失った。
うーん、エスパーかな?
なんでバレるんだろう(?)
さすが炎上王
女子の扱いには慣れてんな……、
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!