きょろきょろとさせながら、部屋を見回す
「夢」……と何度もその言葉を飲み込もうとする
「このようなことは毎日起こっている」と付け加えられる
なるほど、つまり夢から覚めるということと全く同じなわけだ
その割にはリアルな感触
頬をつねって見ても痛いという感覚がある
本当に夢なのだろうか
「ただ……」
と言葉を続ける
思い出してみれば、この人とは何処か親近感がある
この人と過ごしていればかつての古い友人との朧げな記憶を彷彿させる
首を縦に振る
嘘だ、こんなことはあり得ない
頭を優しくなでられる
そして、優しい声色で「ごめんね」と謝られる
突如襲い掛かる痛みに、耐え切れず、その場に倒れこむ
胸には赤い血があふれてきており、刺されたのだと感じる
そして、そのまま意識を手放した_____
※死んでません
あと、中の人がギターの練習&勉強で更に投稿ペース下がります














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。