私は来る日も来る日も君の遺体を覗いていた
それでも君は迎えに行くといったのにまだ思い瞼を閉じたまま
もう死んでいるのだから意味はない。分かっていても私は、待ち続けるだけどとうとう待ちくたびれた今日、貴方の体に雫が落ちた。
私は体に雫が落ちたくらいで人が息を吹き返すなど漫画の世界だけだと思ってた。私が涙を流しても君は
『起きるはずない』覚悟は出来ているはずだったのに。人が亡くなるってこんなに
私が遺体の所を立ち去ろうとすると急に自分の体が光った。
私はその光に包まれ、意識が遠退いていった。その最中かろうじて見て聞いたのは君の『待たせてごめんな迎えにきたよ。』の声と懐かしい君の姿だった。
私が目が覚めた場所には懐かしい天井に君の姿が覆い被さっていた
私がそう言うとセチアは私の頭にデコピンをした。
セチアにそう言われ私が周りを見ると
大人になったユヅキがいた。
私は目に涙を浮かべてユヅキを抱き締めた
『パチパチパチ』
突然拍手が聞こえた
ぎゅっと苦しいくらいにローズマリー先生は私を抱き締めてくれた。そしてふわりと私の側に誰かいた。
おかあさん。
そう言ってお母さんは私の頭を撫でた。
私は誰かを忘れているようで…忘れていないくすぐったさがあった
セチアは私にそう掌を私の前に出してきた
照れくさそうに君がいった『コトバ』は
私は頬が赤くなりながらも差し出された君の手をとって笑顔で答えた。
一人の少女の背中は何処にもなく夕焼け空に照らされた影は5人に増えていた。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!