第14話

自分がやることなんだ
17
2024/07/21 13:41
私は今、松川さんとお兄ちゃんと私でバレー部の部室に向かってる
お兄ちゃんは、色んな人に声を掛けられてるから適当に返してる
自分が横にたっていいのか分からない
自分なんかでいいのだろうか
及川徹
あ、あなたジャージ渡さないとだね
あなた
あ、うん!大きさとか分かるの?
及川徹
分かるよー
あれ?おかしいな、教えたことないはずなんだけどな…
まぁ、いいか
そう思いながら3人は、気づけば
バレー部の、部室に着いていた
及川徹
あなたは今日は、学校のジャージでいいよ
あなた
わ、分かった
あなたは、そう言うと、更衣室に着替えに行った
まだ、あなたがバレー部に正式入部をしていないから、今日はお試しでバレー部に入る
…本当は、あなたはバレー部に入りたかったのかな?
嘘だったら、?
岩泉 一
遅いぞお前ら早くしろ
及川徹
ごめーん☆
岩泉 一
あ"?
花巻 貴大 (マッキー)
松、お前何してたの?
松川 一静(まっつん)
えーとね
そう言って、みんな準備を始める
国見ちゃんたちもゾロゾロやってくる
国見 英
あ、あの…及川さん
国見 英
あ、今日…部活の後…
及川徹
ん?
国見 英
…家…
及川徹
家?
国見 英
…行っていいですか?
…国見ちゃん????
及川徹
ど、どうしたの?!!!!
国見 英
…金田一早く行こう
金田一 勇太郎
え、あ、おう!!
そう言って、気づけば俺以外部室からいなくなっていた
あなた
…お兄ちゃん…?
私は、マネージャー業をこなしているとアップの終わったお兄ちゃんに抱きつかれてます
あなた
…離れないの?
及川徹
んー、試合始まるまで居て
あなた
…分かった
居てという普通の単語
ただ、私の中では、特別な単語
居てと言われたらずっと居る
約束したから
私はスポーツドリンクを作る腕を止めないで
ただ、ひたすらお兄ちゃんの横にいた
バレー部のみんな
ナイスキー!!!
みんな疲れているはずなのにちゃんと声を出している
私も小さい声でナイスキーと言っておく
気づけば時刻は午後7時になっていた
あなた
お疲れ様です!どうぞ!
バレー部のみんな
あざーす
そう言って、タオルとスポドリを渡す
そうして、みんな片付けに入る
私は記録をつける
片付けが終わったから、みんな部室に行く
私も足早に更衣室に行って、学校のジャージから、制服に着替えた
髪の毛も下ろして、部室に行った
ドアをノックする
及川徹
はーい?
あなた
あ、お兄ちゃん…帰ろ?
及川徹
あー、分かった〜国見ちゃん!
…国見…?
あなた
…ん?
国見 英
じゃあ皆さん先に失礼します
及川徹
みんなまたねー☆
あなた
お先に失礼します…?
そう言って、私とお兄ちゃん、国見で私たちの家に帰った
国見 英
あ、あの、急にすいません…及川さん
及川徹
大丈夫だよー、親もいないし
家に着いてしまった…
国見もずっといるし…もしかして
あなた
と、泊まるの?
国見 英
…え、
及川徹
国見ちゃん夜危ないし泊まったら?
国見 英
いえ…大丈夫ですから…
及川徹
いーから!!
そう言って、強制的に国見を家に入れた
私も家に入った
そこからの話は印象に残ってる
国見 英
あ、えっと…気のせいだったら、本当に失礼なんですけど…
そう言って、国見が話し始めた
私とお兄ちゃんが横に一緒に座って
私たちの対面に国見が座っている
国見 英
及川さん
及川徹
ん?
国見 英
もしかして…
国見 英
生理男子ですか?
そこから、10秒ぐらい空気が凍りついた
この空気をどうにかしないとと思い声を出さそうとした
国見 英
…やっぱり違いますよね
及川徹
…っ
珍しくお兄ちゃんが黙り込んでしまった
私はスマホを取り出しお兄ちゃんにLINEした
(LINE画面だと思って見てください)
あなた
お兄ちゃん
あなた
言うの?言わないの?
及川徹
いやー言ってもいいんだけどね?
及川徹
…言いにくいなって
あなた
まぁ、そうだろうね
あなた
私が言ってもいいんだよ?
あなた
私もお兄ちゃんの役に立ちたい
及川徹
そっか
あなた
これは、自分がやることな気がするから
及川徹
…いいよ、言っても俺も何となく言うからさ
あなた
分かった
国見 英
…あの、すいません
あなた
あ、あの!
久しぶりに声を上げた気がする
体から、汗が出てしまう
辛い、震えてしまう
温かい手が私の背中に置かれた
お兄ちゃんの方を見上げると、
温かい目で私を見つめてくれた
あなた
あのね…お兄ちゃんは
あなた
うん…生理男子だよ?
国見 英
国見は、ちゃんと聞いてくれる
きっと、私が震えてることも全部わかってる
でも、優しい目で見てくれる
私たち兄妹を
国見 英
…そうだったんですね
及川徹
…ねぇ、国見ちゃん
及川徹
この事…
及川徹
言わないでね…
国見 英
…分かりました
国見は、深堀りしなかった
きっと、国見の中で深堀りされたくないことに気づいたんだ
私が泣きそうになってしまう
及川徹
さぁ、時間も遅いし、ご飯食べてお風呂入って寝よう!!
国見 英
え?俺もですか?
あなた
あ、当たり前!!こんな時間に家に返せないし!!
国見 英
い、いや、大丈夫です…帰れますので
及川徹
だめー!!ほら、服とかも貸すし!!
及川徹
お風呂、入ってきなよ〜!
国見 英
…分かりました
今回は国見の負けです
あなた
お兄ちゃん、洋服置いてきた?
及川徹
うん、置いてきたよ
私は、料理に取り掛かる
3人分のご飯を、作ることはあまりなかった
なんなら最近作っていないから、少し心配だ
今日は簡単な豚肉のステーキにした
あなた
んっ、まぁまぁかな?
及川徹
おー!おいしそー!!
すぐに褒めてくれる
きっと気遣いや、人の変化に気づくのが早いんだ
いいなぁ
羨ましい
そう思った
きっとその瞬間に私の顔は少し泣きそうだったんだ
国見 英
あの、ありがとうございます…
及川徹
いいんだよ〜!!
国見とお兄ちゃんが会話してるのをキッチンから見守っている
お兄ちゃんは、お風呂に入っている、現時点で入ってないのは私だけ
夜ご飯は、食べ終わり、私は食器を洗っている
なんの話をしてるのだろうか
水の音が騒がしくて聞こえない
バレーの話をしているのだろうか
楽しそうだ
私も交わりたい
そんなことをしていると時計の針は午後8時半を指していた
私は、髪をほどいてパジャマをもってお風呂場に行った
国見 英
…合宿行くんですか…?
及川徹
そー!多分夏休みで、東京!!
あなたは、きっと風呂だろう
俺は、及川さんと合宿のことについて話している
どうやら、夏休みに東京の、音駒高校で合宿があるらしい
来る学校は、音駒、梟谷、烏野、白鳥沢、青城、稲荷崎
多くないか?
でもなんとかなるだろう
及川さんと話していると自然と安心できる気がする
声がいいとか、それもあるかもしれないけど、きっと
安心するような話し方なんだと思う
こんな人だから、みんな寄ってくるんだろうな
…凄いな
あなた
ふ、2人共何話してたの?
及川徹
んー?合宿のこと!!
あなた
え?合宿あるの?
及川徹
そう、夏休みにね
あなた
…私も行くの?
国見 英
…行かないの?
国見の目に思わず恥ずかしくなる
あんまり、人の目を見ないでいたから
耳が少しほんのり赤く染ったことを
国見はきっと見えている
あなた
…行くよ
及川徹
じゃ、また詳しい詳細分かったらちゃんとみんなに言うから、安心して?
あなた
わかった
そう言って、私たち3人とも寝るために2階に上がって、3人分の布団を部屋に引いて寝たんだ
きっと、私と国見の寝顔をこっそりお兄ちゃんは見ていたんだろう
…なんだこれ((
深夜テンションでかくなよ((
布団にくるまりながらかいてます((
はい、えっとそれでは!!
ばいばーい!!((

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