第3話

【第3話】接敵
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2026/03/06 09:50 更新
1945年8月20日…太平洋の何処か…
悟大ごだい 航海士
いいか?高倉。
補給のため、一旦リンガ泊地へ向うぞ。
多分廃棄された燃料や装備がいくらかあるはずだ…
高倉 艦長
分かった…
悟大ごだい 航海士
魚雷や、砲弾、燃料が無ければなにも出来ないからな…
乗組員1
艦長!敵です!
乗組員が、高倉に接敵を報告する。
高倉 艦長
敵は何処だ?
乗組員1
あの方角です。
高倉は艦橋に移動し双眼鏡を覗く。
乗組員1
コルベットも連れてる様子はなし。
明かりや人影は確認しました。
高倉 艦長
駆逐艦か…
なんで一隻だけ?
乗組員2
米兵共は戦争が終わった攻撃されないと思い込み油断しているのでしょう。
高倉 艦長
なるほど…
どうやら、敵はこっちに気付いていないらしい…
乗組員2
どうします?
駆逐艦の星条旗を見せびらかす様になびいている。
乗組員1
艦長…
高倉 艦長
潜望鏡深度まで潜れ。
あの駆逐艦を沈めるぞ。
アメリカンの駆逐艦は洋上で停止している。
乗組員1
了解!
乗組員2
了解!
高倉 艦長
潜望鏡深度まで潜れ!
空気手
了解!
甲板にいた全員が、船内に入り終わると伊404潜水空母はバラストタンクに水の抽水を始める。
高倉 艦長
無音航行!
魚雷絶対命中射程まで近づけ!
乗組員3
無音航行!ヨーソロ
伊404潜水空母は、海中を無音で航行する。
そして…駆逐艦を絶対命中射程に収める。
乗組員3
艦長!補足を完了しました。
高倉 艦長
むう、魚雷の装填を急げ!
乗組員4
艦長!現在使用可能な魚雷が二本しかありません。
高倉 艦長
左舷の魚雷発射官2と4に装填しろ。
乗組員4
了解!
魚雷室の乗組員達は、九五式酸素魚雷を左舷の魚雷発射官2と4に装填する。
乗組員5
持ち上げろ…ッ…
-------ガコンッ!-------
-------ギギギ-------
乗組員6
踏ん張れ…
-------バン!-------
魚雷発射官の蓋を閉め固定する。
乗組員6
よし!
乗組員5
魚雷二本装填完了!
乗組員4
高倉艦長!
魚雷の装填が完了したようです。
高倉 艦長
了解した…
潜望鏡でしっかりと標的駆逐艦に標準を合わせる。
高倉 艦長
魚雷官抽水!
乗組員1
抽水完了!
高倉 艦長
魚雷発射!!!
乗組員1
魚雷発射!!
乗組員がボタンを押し、魚雷を発射する。
高倉 艦長
急速潜航!!!
命中音が聞こえなければ3時間海中待機だ!
空気手
了解!
空気手は、バラストタンクにさらに海中を抽水し
伊404型潜水空母が潜れる安全潜航深度100まで無音潜航をしていく…
一方…
飛びでた二本の魚雷は、二重反転スクリューを回し…
航跡を残さず低速で、駆逐艦に接近する。
-------ガアァン!-------
駆逐艦の外壁に二本とも当たり、接触信管が機動する。
-------ボムボムッ!-------
九五式酸素魚雷の爆発は、駆逐艦の外壁を破壊し、衝撃派で船体の骨組を破壊または歪ませる。
-------ドォン!ドカッ!トゴオォォォン!-------
駆逐艦の火薬庫に因果し、二次被害を駆逐艦に与え駆逐艦を真っ二つに破壊する。
米兵1
ひ…火だ!消せ
米兵2
な…何が起こった!
やっと本国に帰れるのに…
-------ドォオオォン!-------
米兵1
うわぁっ!
駆逐艦の米兵達は爆発の炎に飲み込まれ黒焦げになるのだった…
乗組員2
命中音確認!
乗組員1
おぉ!
空気手
やった!
乗組員5
やったぞ!
乗組員6
くたばれ!米兵ども!
高倉 艦長
あぁ!やったな!
乗組員1
どうします?
乗組員3
このまま、海中を無音航行し1時後に潜望鏡深度まで浮上その後、完全浮上しましょう!
高倉 艦長
そうだな。
乗組員3
艦長行き先は?
高倉 艦長
シンガポールとリガン泊地だ。
伊404潜水空母は、シンガポールへ向けて方向を転換するのだった…

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