外へ出た瞬間に雨が降り始めた。
かなり強い。
あいにく傘もない。
すると、ngが少し考えた後に言った。
結局二人はngの家へ向かうことになった。
家に着いてもあなたの心臓は落ち着かなかった。
今日のこと全部が濃すぎた。
あなたは気付いていた。
助けてくれた時、心の底から嬉しかった。
それが答えだった。
もう分かっている。
だから、今しかないと思った。
言おうとしたその瞬間ngが少しだけ笑った。
ngは立ち上がり、あなたの前へ来た。
真っ直ぐ目を見る。
逃げられないくらいに真っ直ぐ、
ずっと聞いてきた言葉だ。
でも、今日は違う。
重みが違った。
真っ直ぐな瞳に思わず涙が出そうになる。
あなたの目から涙が零れた。
その瞬間ngの目が大きくなる。
そして本当に幸せそうに笑った。
その声は、少し泣きそうだった。
一方その頃
誰も居ない部屋でutiは一人だった。
机の上には当たり前のようにあなたの写真がある。
二人で撮った写真は全部残っている。
なのに、今本人は居なかった。
乾いた声が漏れる。
負けた。
完全に、
名前を呼ぶけど返事はない。
当然だ。もう居ないのだから。
utiは写真を胸に抱いた。
そして小さく呟いた。
その声は
誰にも届かなかった。
第一章はこれで完結って感じです!!
ここまで見てくれて本当にありがとうございます!!!😭
第二章は番外編も書きますが、ngさんメインになると思います!















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!