ふと目が覚めた 。
最近はずっと こんな感じだ 。
何もないのに目が覚める 。
壁にかかっている時計を見ると 、
4時半を少し回ったところだった 。
今から寝ても 起きられる気がしないし 、
何より 目が覚めてしまったので
コーヒーを沸かしつつ 、支度をする 。
コーヒーメーカーが かちゃり 、と音を立てる 。
静かな部屋の中 、雨音が大きく響き
憂鬱な気分になる 。
それと同時に 空気が湿って
重くなったような 気がした 。
とりあえず 洗顔をしようと
立ち上がり 、洗面所へ向かった 。
昨日も泣き腫らしたため 、
顔は酷いことになっていた 。
らんが 綺麗と褒めてくれた 、
茶色がかかった大きな瞳も
今は真っ赤になって 腫れていた 。
これでは 、流石の私も困るので 、
シャワーを浴びて体を整えることにする 。
最近は 寂しさと喪失感で
泣いてばかりだった 。
そうはいっても 、忙しい毎日の中で
やらなければならないものは あるもので 。
重い体を起こし 、朝食の準備を始める 。
焼き目が薄くついたトースト 。
半熟の目玉焼き 。もちろん ソースで 。
どれも らんが 好きだったものだなぁ と
考え 、作ってしまった 。
それから 、朝の日課のニュース番組 。
これも よく らんと見ていた 。
もうすぐ 、5時半になる 。
5時半から このニュース番組を 見ようと決め 、
私は トーストに さくり 、と かぶりついた 。
その後 暫く 朝食を取っていると 、
5時半に なったので 、ニュース番組をつけた 。
一瞬 、いや その瞬間 時が止まった 。
4月20日 。
それは 、私が らんと 二度と会えなくなった
日だったのだから _____ 。
この方の小コンに出場させて頂きます !











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。