何だか気まずい雰囲気。
今日は会議当日。
そりゃあ、私、ロシアさん、イギリスの三国間で
まさかの戦争をしちゃった訳だし、
それが終わって最初の世界会議だし。
最初にロシアさんが戦争を持ちかけてきて、
それに私が乗っちゃって戦争が勃発した訳なんだけど。
結局私は国民のほとんどを日本の所へ送った訳だから、
そりゃあ圧倒的戦力差で瀕死。
そんな所にイギリスが介入してきちゃったからさ。
私は国の状態を見て、1度兵を引き上げて。
そうしたらいつの間にか私とロシアさんの戦争のはずが
イギリスとロシアさんの戦争になってて。
⋯何だかもうめちゃくちゃ!
とりあえず、私は会議の事を考えただけで
心拍数が上がっていくのだった。
会議室の前で少し立ち止まって深呼吸をする。
私より少し前に立つイギリスが小さく言った。
会議室の扉が開く。
既に私達、そしてロシアさん以外は集まっていた。
⋯重苦しい雰囲気が充満していた。
騒がしかったアメリカさんも、今日は大人しい。
動機がした。
怖かった。
イギリスの隣に静かに座った。
私の手が震えているのに気づいて、
イギリスは手を握ってくれた。
⋯けれども、彼の手も同じように震えていた。
⋯誰も名乗り出ない。
それもそのはず、私すらもロシアさんが
消息不明なことなんて知らなかった。
もちろん居場所なんて知る由もない。
イギリスのせいなんかじゃない。
心拍数がどんどん増えていく。
イギリスの方をちらと見ると、彼は1度こちらを見て、
小さく頷いてからまたアメリカさんと話し始めた。
違う、悪いのは私なの。
イギリスは私を助けてくれただけなの。
どうしよう、このままじゃイギリスが
ただの悪者になってしまう。
⋯脳より先に体が動いた。
気づけば私は立ち上がって大きな声でそう言っていた。
そう、これは私のことを何よりも大切にしてくれる、
たった一人の為の嘘。
小さい時から私のことを愛してくれて、
面倒を見てくれて。
そんなイギリスの為の、私の人生をかけた嘘だ。
すみません嫌われにはたどり着きませんでした。
次回ですね。
⋯これでまた次回にも嫌われ書けなかったらどうしよう⋯
もうchapter18にまでなっちゃってるのに⋯
誠にすみません⋯。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。