楽しかったイベントの次の日___僕は少しだけ早く起きた。
木苺さんやプレンゾくんには感謝しなきゃだな…。
正直、皆"秘密ビデオ"でピリピリしていたのは事実だった。
でも、その雰囲気を和やかにする為にきっと二人は…。
きっと、そう思っているのは僕だけじゃない。
周りの皆だって、そう思っている筈だ。
今日はまず、二人に挨拶して行こっかな。
そう思って僕は、二人の部屋へと向かった。
僕はプレンゾくんの部屋に向かっていた。
プレンゾくんの部屋の前に着くと、僕はあることに気付いた。
ドアが…開いている…?
抱えきれない不安を胸に、僕は部屋の中を覗く。
そこに居たのは___。
___信じたくなかった。
___僕らはもう、友達だと思っていた。
___でも、それはただの幻想だったんだ。
椅子に座っている【超高校級の発明家】の『プレンゾ=フォルニス』くんは、血を口から吐き出し眠っていた。
僕は後ず去りした。
そして、一度心を落ち着かせようと僕は中庭に目を向けた。
___でもその行動がまた、僕を混乱させた。
中庭から赤い液体を流し、倒れている【超高校級の???】の『美風 華乃子』さんを見つけてしまったのだから。
僕はふらりと倒れそうになった。
しかし、彼女をよく見ると微かに手が動いている。
まだ、生きている。
僕はそう言って大声で叫んだ。
僕の声に気付いたのか、憂珠くんと皇くんがやって来た。
二人がプレンゾくんの部屋を覗いた。
その瞬間、放送が流れてきた。
放送が終わった。
学級裁判…?
捜査時間…?
何を言っているだ…?
沢山の疑問が頭の中でグルグルと回る。
何人かの生徒は即にもう起きていた。そして、美風さんのことを『保健室』まで運んで行った。
気が付くとプレンゾくんの部屋の周りには人がいた。
へたり込んでしまった木苺さんを四葉さんが支えていた。
法王庁さんは落ち着いた態度で憂珠くんに尋ねる。
こうして僕らは『体育館』に向かった。


























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。