第30話

弐拾玖話
78
2026/04/29 12:34 更新
⚠︎注意事項は零話をご参照ください!⚠︎










麗日side
緑谷出久
う…さ…ららか…!
…麗日さん!
自分を呼ぶ声が聞こえてハッと目を開ける。

気づくとそこは窓も何もない、真っ暗な空間だった。
緑谷出久
麗日さん、良かった…!
どこか、気分が悪いとかはない?
麗日お茶子
うん…ここは?
起こしてくれたデクくんに尋ねる。

見回してみればここは牢屋の中のようで、部屋の前方が壁一面の檻だった。

どうやら芽衣ちゃん以外の1のAはこの牢屋にいて、隣にB組、私たちの檻の廊下を挟んだ反対側に先生達が閉じ込められているらしい。
緑谷出久
薊木さんだけいないんだけど…蛙吹さんが言うには、何故か東班が攻め込む予定だった岸に薊木さんがいたみたいなんだ
麗日お茶子
芽衣ちゃん…そうだ、そういえばあの時…!
そうだ、あの時!

分断された私を気絶させたのは…!

…つまり…
麗日お茶子
まさか…芽衣ちゃんは…!
私がそう呟きかけた時。

コツン…コツン…

と、何もない空間に足音が響いた。

先生達もみんなもそちらを向く。
薊木 芽衣(あざみぎ めい)
こんにちは、皆さん
ご気分はいかがですか?
相澤消太
薊木!
お前…!
薊木 芽衣(あざみぎ めい)
やだなぁ先生
生徒に向かってお前だなんて
ひどいですよぉ
いや、お前はよく言ってたっけ?と呟く芽衣ちゃん。

敵に操られているようにも、脅されているようにも見えない。

そんな様子に、私たちは絶句した。
薊木 芽衣(あざみぎ めい)
いやぁ、嬉しいなぁ
ようやっと見たかった光景を見れた…
恍惚とした顔をして私たちを眺めてくる。

そんな表情、芽衣ちゃんはするわけなくて…
麗日お茶子
あんた、誰なん…!?
そんな私の言葉に、こちらを見下ろして。
薊木 芽衣(あざみぎ めい)
なら、改めて自己紹介
カグラ
ボクの名はカグラ
ヨコハマコーポレーション所属、組織内の何でも屋
勿論、異能力者だよ
ニコニコと、すごく嬉しそうに名乗る彼女は、芽衣ちゃんと同じ顔で、でも違う。

そんな、まさか…
麗日お茶子
スパイ、やったん…
カグラ
うん
なんでもないように軽く頷く芽衣ちゃん…いや、カグラをみて、今までのは本当に嘘だったのだと分かった。
芦戸三奈
今まで…騙してたの!?
カグラ
そのとーり
ようやく気付いたぁ?
そう言って、邪悪に笑っていて。

あぁ、芽衣ちゃんはいなかったんだと理解した。
相澤消太
…この檻で、俺たちを無力化したつもりか
相澤先生が睨みながら言う。

その言葉にきょとんとしたカグラは嘲笑った。
カグラ
まっさかぁ〜、気休めだって!
だからボクがここに来たんだし〜
切島鋭次郎
どう言う意味だよ…?
カグラ
君たちがこの檻から出れちゃうのは百も承知って話
だから君たちを制圧できるボクが監視役な訳
セメントス
君一人で我々を制圧できると?
カグラ
あったりまえじゃん
ボクが君たちに手の内を全部晒してると思う?
緑谷出久
なんで…なんでなんだ!
どうして、君が…!
カグラ
はー…
デクくんの言葉に呆れたように、うんざりしたように、軽蔑したように息を吐いたカグラは、私たちの前に椅子を持ってきて座った。
カグラ
しょーがないなぁ…
暇だし、無知で愚かな君たちに教えてあげる
昔話の時間だ
いきなりですが運営様!

なんでR-18指定なんですかぁ!?!?

前回の燁子さんとミルコの戦闘シーンのどこにR要素が!?

この作品、R要素ありませんからね!

ほんとになんででしょう…

とりあえず、これからも更新頑張るのでぜひ待っていただけると嬉しいです!

それでは、閲覧ありがとうございました!

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