ㅤㅤㅤㅤ「ㅤ頑張ってねㅤ」
ㅤㅤㅤㅤ私はそうゆっくりと丁寧に読めるように書く
ㅤㅤㅤㅤそしてショッピくんの方をむくと
ㅤㅤㅤㅤ顔が動いているかは分からないが
ㅤㅤㅤㅤいってらっしゃいの意味を込めて
ㅤㅤㅤㅤ微笑んだ
ㅤㅤㅤㅤするとショッピくんはカバンを持って
ㅤㅤㅤㅤ私 ( 黒猫の人形 ) を優しく掴むと
ㅤㅤㅤㅤカバンからひょっこりと身を乗り出すようにして
ㅤㅤㅤㅤカバンに私を入れた
ㅤㅤㅤㅤえ , 私お留守番とかじゃないの ?
ㅤㅤㅤㅤこんな大きめなぬいぐるみ ,
ㅤㅤㅤㅤはたから見たら変な人だと思われない ?!?!
ㅤㅤㅤㅤしかも , 黒猫の少し可愛らしいぬいぐるみだから
ㅤㅤㅤㅤもっと変な人に思われちゃうでしょ !
ㅤㅤㅤㅤ
ㅤㅤㅤㅤじたばたと短い手足で反抗する
ㅤㅤㅤㅤするとショッピくんの持っている
ㅤㅤㅤㅤバックから落ちてしまった
ㅤㅤㅤㅤそのまま頭から落下してしまい ,
ㅤㅤㅤㅤ床に頭をぶつける
ㅤㅤㅤㅤ感覚は共有しているので
ㅤㅤㅤㅤそのままその感覚が私に伝わってきたのだ
ㅤㅤㅤㅤ心配そうに見つめるショッピくんの前で
ㅤㅤㅤㅤ頭を抱えながらうずくまる私
ㅤㅤㅤㅤたとえ死ぬほどの痛みを食らっても
ㅤㅤㅤㅤ私は霊体だからただただ痛みを食らうだけなのだ
ㅤㅤㅤㅤ感覚は共有するなんて
ㅤㅤㅤㅤなんて事しやがったんだこいつ …
ㅤㅤㅤㅤと言いつつ仕事用のバッグに入れるショッピくん
ㅤㅤㅤㅤもういいやと諦めて私は目を瞑った













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。