泣き止んだみぞれさんが謝罪をしている
濡れてしまったハンカチをポケットにしまい、カーテンから見えるほんの僅かな光を視認する
夕日が沈みかけ、夜になることを告げている
技術者に連絡することを思い出し、帰る旨を伝える
するとみぞれさんは申し訳なさそうな表情を見せる
もしかして、お礼を伝えに来た時のことを言っているのだろうか
そう言って微笑むと安心したような表情になる
家の外に出るまで、世間話をして時間を潰した
そう言うと扉を閉めかけているみぞれさんは首を傾げ、不思議そうにする
明日の朝は村の巡回をしなければならないので、都合がつく日はお昼頃
夕方頃は本部へ定期連絡を入れなければいけないし ⋯
あー、シェリフに休みは無いんだよなぁ ⋯
有給制度取り入れてくれないかなぁ ⋯
辺りはもう暗く、日が落ちていることが確認された
ぐさおさんとイエモンさん、遅くなるって伝えてないけど大丈夫かな ⋯
___ 暗闇の中から誰かが近付いている気がする
私は気配でなんとなく誰か分かっているので、刀には手をつけない
だんだんとその人物の顔が見えてくる
その顔は見覚えがある
_____ イエモンさんだ
予想通り
迎えに来てくれたのだろうか
でもいくらラバーズとはいえ、その必要は無いはず
恐らく、みぞれさんのことを言っているのだろう
そう言うと彼女はペコッと効果音がつきそうな仕草でお辞儀をする
イエモンさんも軽く頭を下げる
いつか聞かれると思っていた質問がきた
どんな風に返答しよう ⋯
普通にラバーズと言うべきか、身内と言うべきか
ラバーズという返答は潜伏しているかもしれない爆ぜ師に聞かれると怖いし ⋯
まぁ、私はみぞれさんがクルーだと思ってるから言ってもいいけど
そんなあっさり言うんだ ⋯
みぞれさんの方に視線を向けると少し顔を赤くしたようだった
初心かな?可愛いね
みぞれさんの反応に少し気持ちが和んだ
お辞儀をする
時間と場所を指定する
村に住んでいるんだったら噴水の場所くらい分かるだろう
この村、大して広くないし
手を振りながらイエモンさんと共にその場を後にする
ある程度離れたところで、横目でみぞれさんが家に入ったのを確認してまた前を向く
空を見上げると雲一つない星空が広がっていた
星座の知識が無いからどれがどの星座か全然分からないけど、とりあえず綺麗だということは分かる
そういえばここ最近仕事が立て込んでて、夜空を見上げる機会が無かったな
⋯ あ、電話しなきゃ
念の為、許可を取ってから電子機器を取り出し技術者の番号を打ち込む
耳に当てるとコールの音が聞こえる
しばらくコールの音が聞こえた後、電話に出た音が聞こえた
ピッと電子機器特有の音がする
そのままポケットへ電子機器を入れる
ふと、イエモンさんから投げられた言葉
彼を見ると前を向いて、横顔だけ見ることができた
すぐに私も前を向く
イエモンさんが此方を見たような気配がする
でもすぐに前を向いた気がした
少し、イエモンさんの雰囲気が柔らかくなった気がした
__ 人外と肩を並べ、会話する
不思議な気持ちにになりながら、ぐさおの家まで歩いて行った
すみません、誠に私事ではありますが
作者は今年受験を控えています
ですので、しばらくはこの小説の投稿 書き進めを止め、受験に集中したいと思っています
受験が終わり次第、また書き進めて投稿を再開したいのでそれまで待っていただけると幸いです
リメイク再開したばかりなのにすみません ⋯ 😭
設定を少し置いておくので許して下さい ⋯
コチラの21話にチラッと
世界のラバーズの認識です

大体のラバーズ = 恋人 って認識で大丈夫です
1部のラバーズにとってはただの枷でしかないですけど 笑
では皆さん、良いお年を〜
除夜の鐘(*・・)っ-┷☆{{{Д}}} ゴーン!!













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!