着いてこようとする小柳をなんとか振り切って
1人登校していると 、赤城が相変わらず元気そのもの
みたいなテンションで話しかけてきた 。
あの後 、腰が痛くて痛くて 、あまりにも
授業に集中できてなさすぎたのか先生に
少し休むよう促されて 、叢雲に支えられながら
保健室へ向かった 。
あたしの言葉に引っかかる叢雲を無視してベッド
に倒れ込む 。
昨日小柳のせいであまり寝れなかったこともあり
とても眠いのだが 、本当に腰が痛すぎて寝れる気配
がない 。
不思議そうな顔でスマホからこちらに視線を移した
叢雲に ちょっとこっち来て 、と声をかける 。
あたしは 疑念を漏らしながらベッド脇まできた
叢雲の腕をひいた 。
静かな白い空間が苦手であまり来ない保健室 。
暖房が付いていないのか寒い保健室の 、唯一
暖かい布団の中 。
チビ弄りを散々した癖にいざくっついてみると
普通にデカくて 、不安と辛さからか叢雲の胸に
顔をうずめて 普段なら絶対言わないような事まで
言ってしまう 。
添い寝なんて 、小学生の頃 ホラー映画を観た後
寝られなくなってママと一緒に寝た日以来 。
時計の針が刻む音と叢雲があたしの腰を優しく
叩くのに合わせてなる布の擦れる音を耳に
残しながらあたしの意識はベッドに沈んでいく 。
誰かが入口近くに居たことは知らずに
まるで叢雲main 叢雲さん推し大歓喜の会ですね ( 私 )
無自覚×無自覚って 、いいな …












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!