5月10日『母の日』町中では花を持った人やプレゼントらしき物を持っている人が沢山いた、まぁ…それは置いといて僕は今、絶賛迷子中である駅前にいると言う事だけはわかるが帰り道がわからない
帰り道がわからないなら1人で外に出るなと言われそうだけど、1人で外に出たのには深い理由がある
まぁ…迷子中だから深い理由なんて関係ないけど…
この人混みの中に知り合いは…居ないよね…
人混みに酔って頭くらくらするし、これ以上動けないし…
座れるところはあるけど…雑菌まみれだから座れない
帰りたいのに帰り道がわからない…方向音痴にも程がある僕アホ過ぎる…右手くん、左手くん助けて…
なんで左手君と右手君が目の前にいるんだろう…走馬灯?僕、体調崩し過ぎて走馬灯見てるのかな…でも、触れられた手は優しくて暖かいから走馬灯じゃないよね…?
右手君に抱きしめられてる、町中でだ…珍しい事だし嬉しいけど抱きしめられた時の力の強さに驚きが隠せない
右手君に抱きしめられてる、嬉しい…でも力が強い嬉しい、力がすごくつよい力が強過ぎる僕潰れる…?
左手君に助けを求めても圧のあるニッコリ笑顔でそう言った
ニッコリ笑顔なのに目が笑ってない激おこだ…
右手君も左手君もさっきとは違う怯えたような悲しそうな笑顔で2人の大きな手が僕の頬に触れる
なんで、2人が泣きそうなの
なんで、怖がってるの2人には怖いものなんてないはずなのに…
僕がそんな顔させちゃってる…謝らなきゃ言葉にしなきゃ
いたずらっ子みたいに笑う2人が眩しくて優しくて、2人は僕の思ってる事お見通し流石だね…
なんか、安心したら意識が…というか、右手君と左手君はいつ僕を抱きかかえて両手を繋いでたの?
あれぇ〜…おかしいぞぉ〜…2人が僕を置いて話を進めている、なんか歩き出してるし!
あっダメだ、完全に話を聞いてない!僕の拒否権なし!
ねぇ、僕を挟んで言い争いしないで!
ちょっ…ご飯が増える事も甘やかされる事も決定してるの?!
話スルーされるし右手君たちの足は止まんないし、どうすればいいの〜…!
ウ「つきちゃん!無事でよかったぁ〜!心配したんだからね?」
主「心配かけてごめんね?僕もちゃんとした理由があったんだよ?」
カ「母の日のプレゼント買いに行ったんでしょ…?一言言ってくれたら俺も兄貴も付き添ったのに…」
ウ「ねぇ〜、偉いけど体調崩したら元も子もないでしょ?つきちゃんの身体なんだから大事にしなきゃだよ!」
主「カイト、ウルメが珍しく先生みたいな事言ってる〜」
カ「ねぇ〜、珍しい事もあるんだね!つきちゃんがニコニコしてて可愛い!」
ウ「ねぇ〜!2人して珍しいとか酷くない?俺は先生だよ?あとナチュラルにイチャつかないで?目の保養だけどさ…というか、つきちゃんは誰に手紙書いてるの?」
カ「それ俺も気になった、誰への手紙?あとイチャついてないからいつもの事」主「お母さんとママへのお手紙!」
ウ「だからプレゼント2つあるんだねぇ、お母さんとママに喜んでもらえたら良いね?」
主「うん!そうだといいなぁ〜、お手紙カイトとウルメにもあるからあとで読んでね?絶対だよ?絶対読んでね!」
カ・ウ「「ん゙ん゙ん゙ッ!?がわ゙い゙い゙!?」」






















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!