第5話

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2023/12/30 08:03







   ♡;  ハイエナに噛まれる





ジュン「 あれ〜〜??あなたさんもしかして照れてます? 」
   『 んなっ...!! なわけ!! 』
ジュン「 ふーん本当ですかぁ? 」


   漣さんはニヤニヤしながら
   こちらへ段々と詰め寄ってくる。
   反対に私は彼と距離をとる。

   ...けれどここは車の中。
   すぐに私の背中はドアに当たってしまった。



ジュン「 逃げられませんよ? 」

   『 っ、さざなみさ、ん...!? 』



   彼の整った顔が15cm、10cm...と近づいてきて。

   体が氷のようにカチコチになって固まる。
   トパーズの瞳に射抜かれて動けない。


   
ジュン「 逃げない...ってことはいいんすよねぇ? 」







   『 っうわ...!! 』
ジュン「 うおっ..と、! 急にブレーキって...!! 」


   運転手さんが突然ブレーキを踏み、
   キキーッという音を鳴らして車がストップした。

   反動で漣さんは後ろに倒れ、
   私たちの間に距離ができた。


   そして漣さん側のドアが開かれると、
   彼は勢いよく首根っこを引かれて
   車の外に投げ出された。
   




ジュン「 いってぇ!!!!...って茨かよ...... 」


  
   漣さんは赤紫色の髪をしたメガネの美青年を睨む。

   メガネの美青年はすました顔で言い放った。




  茨「 自分の女神に触らないでいただけます? 」


   『 め、女神って...?? 』



   茨と呼ばれた彼は私に向き直って、言った。




  茨「 秀越学園へようこそ、あなたさん!
     あなたにずっとお会いしたかったです!
     自分は七種茨と申します☆ 敬礼〜! 」




   ああ、これまたキャラの濃い人が...(遠い目)



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